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2003/01/05: "タバコを買いに"
タバコを売っている原店までは400mほどです。
昨日からタバコが切れていて、とうとう我慢できずに重装備で買いに行ってきました。
North Faceのゴアテックス上下、SOLELの防寒靴、フリースの裏地がついたウールの手袋・・・。 それでも猛烈な雪、強風、それに自分の足元も見えなくなるような地吹雪でしばしば立ち往生してしまい、帰宅したときには両手の指先の感覚が麻痺していました。 冬山用のオーバーミトンを探し出さなくては。
うつむきながらノロノロ歩きをしていると、突然頭上から
「どごさ いぐんだあー? いっつも素通りばっかりしねで、上がってさげ(酒)でも飲んでったらいいべえー!」
という元気な声が降って来ました。
見上げると、いつも明るく元気なフサコさんが2階の屋根に上がって雪下ろしをしていました。 田代さんは彼女を「フーちゃん」と呼びますが、2歳か3歳の孫娘が居ます。
こちらは、ゴアテックスの上下を脱ぎ、ブーツの紐をほどいて上がりこむほどの気力も元気もなく、「また、そのうちゆっくり・・・。」などと誤魔化して通り過ぎました。
今朝は庭先をブルドーザーで除雪してもらったにも関わらず、すぐに20cm近い積雪になり、娘と二人で雪かきに2時間もかかりました。 そして1時間後にはもう10cmほども積もっています。
娘が「積雪1cmなんて、どうやって計るんだろうね。」と言います。 「大雪って、どのくらい降れば大雪なんだろう?」とも言います。 大井沢の冬は「大雪」ばかりで、「大雪」の概念がボヤケてしまいます。
NHKのニュースでは「鹿児島では積雪5cmの大雪になりました。」などと言っています。
「大雪」と言う表現は相対的なものなんでしょうが、「5cmの大雪」というのも逆にイメージが湧いてきません。
道路わきの雪の壁は私の肩の高さになっています。(ちなみに私の身長は172cmです。) 二階の窓から見ていても通り過ぎる乗用車の屋根だけがかろうじて見えるだけです。