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2003/09/09: "イナゴ"
イナゴを食べる習慣は全国的なものなのかどうか知りませんが、私の育った福島県ではかなり広い範囲で食べられていたようです。 話が過去形なのは、今でも普通に食べられているかどうかを知らないからです。
ここ大井沢でも食べているのか、あるいは食べられていたのか、それは知りませんが私も妻もイナゴの佃煮が好きです。
写真の佃煮は妻が家の近くで取ったイナゴを私が料理したもの。 日本酒と合うんですが・・・。
子供の頃には食べていたのに、今になって全く食べなくなったものに蜂の子があります。
一般的に食用にされていたのは「黒スズメバチ」の幼虫だそうですが、甘くて香ばしくてとてもおいしかったという記憶が残っています。 蜂蜜を餌にしている訳ですから甘いのは当然で、醤油味の煎り煮は今食べているスウイートコーンのバター炒めに醤油を垂らしたような、あるいはそれ以上の味だったように思います。
イナゴにしても、蜂の子にしても、考えて見ればゲテモノもいいところで、東南アジアのどこかではゴキブリを食っているとか、アボリジニは地中の根きり虫を掘り出して食べるとか、エスキモーがトナカイの皮膚に寄生しているイモムシを食うとか、アフリカのどこでは・・・などという話は要するに食材の違い、食文化の違いだけのことなんですね。