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2004/09/01: "風祭り(かざまつり)"
30日の夜は、原町内会の風祭りでした。
210日の前夜に、町内会の人々が当番の家に集まり、神前にロウソクを灯し、お神酒を奉げて農作物を風害から守ってくれるように祈願します。
今回の当番は吉太郎さんのお宅でした。 全員が塩で身を清め、神々に農作物の無事を願います。
すぐに、お神酒のお下がりをただき、小宴になります。 美味しそうなオードブル類や勝子さん手作りの煮物や漬物がテーブルいっぱいに並びました。
私は吉太郎さんの奥さんの勝子さんの手料理が大好きです。 一昨夜も、アカコゴミのおひたし、ミズの煮物、キュウリや茄子の漬物が出てきて、みっともないほどにお代わりをしてしまいました。 ちょっとはしたないかな・・・とは思ったのですが、箸が止まりませんでした。 一時、神様のことも忘れていたような気がします。
お神酒も沢山飲まないと神様が願いを聞いてくれないと言うので、一生懸命いただきました。 神様に奉納したお神酒は一升瓶が1本だけだったのに、どういう訳か次々に一升瓶が回ってきます。 ご利益を願って頑張りました。 修平さんのお宅にまで押しかけて風祭りの続きをしました。
頑張るべき場合には頑張らなければなりません。 肉体的にも精神的にも一生懸命でした。 で、辛かったかと言われると返答に困ります。 かなり楽しんじゃいましたから。
(大井沢の女性は料理が上手いと思います。 どの家でも美味しい手料理を出されます。 決して気取った料理ではないのですが、味付けの良さにはいつも感心させられます。 ちょっと驚きです。 特に、干したり塩漬けにしたりして保存している山菜類の料理は絶妙です。 レシピを無理やり聞き出しては自分でも試してみるのですが、いつも違うものになってしまいます。 乾物の戻し方や塩抜きの加減などに秘密が有りそうなんですが、その辺はレシピでは表現できない経験や勘が生きているんだと思います。)
頑張ってお神酒をいただいたせいで、台風16号の被害は15号ほどではなかったような気がします。(妻のトマト畑の支柱はかなりひどいことになりましたが。)
今夜は見事な月夜になりました。 雲はかなりの速度で西から東へ流されているのですが、地上ではほとんど風がありません。