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2004/10/09: "顔写真が無い"
最近、立て続けに私の顔写真を出してくれと言われています。
顔写真なんてパスポートの更新と運転免許証の書き換えの時に写してもらうくらいのもので、自分の顔を写真に撮って嬉しがる趣味も無いし・・・でちょっと困っています。
観光地などに行くと、自分のカメラを他人に渡して、自分を写してもらっている人がいるけど、たまにはあんなこともやって置くべきなのかも知れません。
私も阿寒湖や摩周湖などで、見ず知らずのオバサン(どう言う訳か、圧倒的に女性が多いですね。)に「シャッターを押して下さい。」などとカメラを押し付けられた経験があります。 で、カメラを彼女たちに向けたとたんにヨーカドーかダイエーの衣料品のモデルみたいに斜め30度くらいに身構え、右足をちょっと前に出し、顔まで取りつくろってしまいます。
突然のことなのでちょっと驚きますが、そのわざとらしさに思わず吹き出しそうになります。 「そんなポーズをとってみても横幅が細くなる訳でもなし、顔がメグ・ライアンに変わる訳でもなし・・・。」などと心の中で毒づきながらシャッターを押してあげます。 すると、「目をつぶったからもう一度。」とか「顔の角度がちょっと違ったからもう一度。」などと2度も3度も撮り直しをさせられたします。 4、5回もダメだしをされると、カメラを叩き付けたくなるんですが、じっとこらえてオバサンたちを画面からはずしたり、頭のテッペンだけを入れたりして何度でもシャッターを押して上げます。 とても感謝されて、「いいことをしたなあ・・・。」と自分でも嬉しくなります。
そんな訳で、一生懸命真面目な顔を作って妻に写真を撮って貰ったんですが、釣りに行って大喜びしている写真がいいんだそうです。 もう何年も大喜びするような釣りをしてないし・・・藤本さんにいただいたアメマスは食っちゃったし、ロシア産の塩マスでも糸の先につけて、近くの河原で写そうかなどと思っています。
それに、そろそろ葬式用の写真も考えておかなきゃ。