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2004/12/04: "雪囲い"
薪の始末がついても、まだ庭の木たちの雪囲いが残っています。
妻は花の咲く木、実のなる木、紅葉のきれいな木と次々に貰ってきたり買ったりで庭に植えて行きます。 3mの積雪の重さは樹木には大敵です。 幼木の間は頑丈な雪囲いをしてやらないと枝はもちろん、幹までも折れてしまいます。
最初の冬、ホームセンターで買った太目のプラスチック支柱でとてもオシャレな雪囲いを作りました。
見た目は悪くなかったのですが、1mの積雪でいとも簡単に押しつぶされてしまいました。 雪は軽くてやわらかいものだとばかり思っていたので、あの圧力の強さにはすっかり驚いてしまいました。 どの家でも長さ3mから4mもの丸太を軒先や庭木などに立てかけて大量に保管していた理由がやっと理解できました。 全て雪囲い用の木材でした。
2度目の冬、稲を干すために使っていた杉の丸太をもらったので、それを雪囲いに使いました。 少し強めの風が吹いたら簡単に倒れてしまったり、無様に傾いたりしてしまいました。 村中の人たちがそれを見て大喜びしていたに違いありません。 何度も補強しなければなりませんでした。
昨年はむきになって、やりすぎとも思えるほどの頑丈な雪囲いにしました。 雪囲いは無事でしたが、春、はずしてみたら根元をネズミに齧られた木が何本もあって、中には雪囲いにぶら下がって宙に浮いているものさえありました。 後で枯れてしまったものもあります。
今年の誤算は、木は生長するものだということをすっかり忘れていたことです。 植えてから2年目の木は根が張って、思いがけないほどの急成長をします。 中には1mから2mも背が高くなっているものもあります。 と言う訳で、今年はすっかり大掛かりな雪囲いになってしまいましたが、風に強く、ネズミ対策もバッチリの自信作です。 残っているのは背の低い木が数本なので、天気さえ良ければ半日で作業を終わりそうです。
今はただひたすらこれ以上木が増えないこと、そしてどの木も早く成長して雪囲いが不要になることを願っています。