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2005/04/20: "霧の中"
残雪の上に降る雨で、大井沢は霧の中です。 増水気味の川の流れの音だけが聞こえていて、静かです。
日中は暖房の要らない日が続いていたのですが、今日は朝からストーブを焚いています。
することも無く、柳田国男の<遠野物語>を読み返しているのですが、大井沢とはかなり違う雰囲気です。 時代の違いもあるのでしょうが、大井沢の方が<遠野物語>や宮澤賢治の世界よりは明るくて解放的な感じを受けています。
どちらかと言えば、鈴木牧之の<北越雪譜>の世界により近いと思います。
大井沢は元々は月山信仰の登山口の一つとして賑わったところのせいか、少なくとも表面的には閉鎖的だったり排他的だったりという雰囲気をほとんど感じさせません。