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2008/02/06: "マイクロソフトとヤフーと朝日新聞"
10数年前、ボストンで知人のフォルクスワーゲンゴルフに乗せてもらったら、フラメンコギターが流れていました。
「いいね。」と言ったら、演奏しているギタリストの名前とCDを買える店の名前と場所を教えてくれました。
その時は、ハーバードスクェア辺りにできたばかりのラーメン屋に連れて行かれたんですが、駐車場に車を止めてからの彼の行動が日本人の私には理解できないものでした。
彼は突然、車に搭載しているオーディオセットを引き出し、配線を抜いて車のトランクに仕舞い込んだんです。
怪訝な顔で彼の行動を見ていた私に、「こうして置かないと、車の窓を壊されてオーディオセットを盗まれるから。」と、ちょっとバツが悪そうな表情で言い訳をしていました。
で、かなり不味くて高いラーメンをご馳走になって、車に戻るとまた今度はトランクから引っ張り出したCDプレイヤーやらラジオやらをセットし直していました。 ボストンじゃ今でもそんなことをしてるんですかね。
手持ちの数少ないCDを引っ掻き回していたら、これが出てきました。 しばらくぶりに聴いて見ると、かなりいいんです。 そんな訳で、2〜3日前から繰り返し聞いています。
それはそれとして、朝日新聞はマイクロソフトのヤフー買収話を連日の様にデカデカと取り上げているけど、何をはしゃいでるんだろう?
ま、この話のおかげで日本でもIT関連株が買われ、平均株価を押し上げたなんてことも言われているけど、日本人の大多数には関係の無いことのように思えるし、大騒ぎをする理由が理解できません。
「ビル・ゲイツが引退したのは、Googleに勝てるストーリーをどうしても思いつかなかったからだ。」などという人も居るけど、バルマーが思いつく程度のことはビル・ゲイツも考えては居たんじゃないかなあ。
ところで、マイクロソフトがヤフーと組んでGoogleと喧嘩をしたら、我々の生活に何か影響でもあるんだろうか? バルマーが「これは事業規模をめぐるゲームだ。」と言ってるんだそうだけど、そんなゲームは我々には関係の無いことで、面白がっている人たちが居るとすれば、それはギョウカイとコンピュータジャーナリズムだけでしょ?
この騒ぎでマイクロソフトやヤフー、グーグルなどの株価が上がろうが下がろうが、ほとんどの日本人にはどうでもいいことで、そんなことよりは原油価格の高騰の方がはるかに深刻な問題です。 だって、原油の値段が上がって、それが飼料用穀物の値段に影響し、ついては無塩バターが店頭から消えちゃったりしてるんですから。
マイクロソフトがグーグルに押しつぶされて、WindowsもIEもExcelもWordも世の中から消えてしまったとしても、それはバルマー言うところの「ゲーム」に負けただけの話であって、大井沢の積雪量には全く影響が無いと思います。
いずれにしても、朝日新聞の記事にはしきりに何かを煽り立てようとしている様な雰囲気があって、どうもかなり怪しげです。
この新聞は昔からマイクロソフトを嫌っているふうだったけど、マイクロソフトが広告を出さなかったせいかも知れませんね。