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2008/02/09: "アカゲラのお尻"
テラスの先にある柳に来たアカゲラです。 すぐに木の陰に隠れるし、ちょこまかと動き回るし、幹から幹、枝から枝へと場所を変えるし、シャッターを押せたのはこの1枚だけでした。
野鳥の写真はもちろんですが、動物をカメラでしっかりと捕らえるのは本当に難しいと思います。
シャッターチャンスを待つ根気、シャッターチャンスを逃さない反射神経、カメラとレンズを扱う技術、それに被写体となる動物の習性や生態を知っていることが必須です。
先日、動物写真家の真木広造さんが上島橋の欄干に積った雪を崩していました。 「クマタカを撮ろうと思って・・・。」とのこと。
以前に、大井沢の向い山に住むクマタカを40日も狙って、シャッターチャンスはたったの2回だけだったそうです。
真木さんが平凡社から出している図鑑「日本の野鳥590」(これはいいですよ。 それぞれの野鳥の特徴を見事に捉えていて、とても明解な野鳥図鑑になっています。)を見るたびに、ただひたすら感心させられます。
ところで、野鳥の図鑑でも魚類の図鑑でも、登場する鳥や魚は全てが左を向いています。
一説によれば、初期の西洋の博物学者が描いた魚の絵がたまたま左向きだったので、それ以降の動物イラストが全て左向きになってしまったと言うんですが、どうやら本当のようです。
その他の動物図鑑は私の手元には無いので犬や猿がどっち向きなのか、あまり定かな記憶はないのですが、野生動物の写真の場合は必ずしも向く方向が決まっている訳ではなかったような気がします。