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2008/03/12: "カモシカを追う。"
今朝も雪がよく締まっていて歩きやすく、飼い犬と一緒に気持ちよく散歩をしていたら、犬がしきりに山の急斜面を気にしています。
こんな時は、犬の視線の先を追うと思わぬ動物を見ることができます。
カモシカでした。 もちろん、この写真の黒い動物は我が家の飼い犬の雄姿で、カモシカは彼の50mも上に居ます。
犬が近づけない場所まで避難したカモシカはのんびりとこちらの様子を見物しています。
数年前まではかなり頻繁に見ることができたカモシカも最近はあまり見かけなくなりました。 熊もウサギも、そしてカモシカも生息数が減っているんだそうです。
この3日ほど、毎朝山歩きをしているのですが、動物の気配がほとんどありません。 林に入っても、ウサギの糞も無ければ小鳥の姿も見かけません。 野生の生き物たちが減少する、そんな周期にでも入っているんでしょうか。
ふとRachel Carsonの「Silent Spring」を思い出したりもします。
我が家の周りに来る野鳥の数も種類もこのごろはずいぶん減っているのですが、これも庭先の木を切ったせいばかりではないのかも知れません。