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2008/03/13: "アナログレコードのデジタル化"

リヒテル、カラヤン、ウィーンシンフォニーでチャイコフスキーのピアノコンチェルトを聞いていると、これはもういかにもチャイコフスキーと言った雰囲気で、実に気持ちがいいんだけど私が持っているのはグラモフォンのアナログレコードだけです。
ＣＤだったらもっと音質がよくて明解なリヒテルらしいリヒテルを聞けるに違いない・・・などと思っていたら、今朝の新聞にアナログレコードをデジタル化するプレイヤーの記事が載っていました。

ソニー製で発売は４月１５日。　値段は２８，３５０円とのこと。　これは是非とも手に入れなきゃ・・・と思ったのですが、ちょっと冷静になって考えてみるといくつかの疑問が沸きました。
肝心の音質や明解さは元のアナログレコードよりも良くなるんだろうか？　どうもそれは有り得ない。
数少ない手持ちのレコードを全てデジタル化してしまった後は、このプレイヤーは不要になるんじゃないか。
ま、ＣＤに移せばレコードをひっくり返す手間が省けて、持ち運びも便利になるんだろうけど、それだけのためにすぐに不要になってしまいそうなものに３万円近い金を払う価値があるかどうか・・・。
どうせなら、同じ演奏のＣＤを買った方が面倒じゃないし、音質もはるかにいいに違いありません。
悩んでます。　でも、なんだか買ってしまいそうな気もします。