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2008/09/12: "楽しい査察"

三笠フーズの査察と称して、農水省の役人が5年間に96回も同社を訪問していたとか。
農水省の事務次官は「査察体制が不十分だった。」なんてことを言ってるけど、もともと農水省の役人には査察をする気なんて無かったに違いありません。
じゃあ、なんで年に20回近くも三笠フーズまで出かけたのかってことになるんだけど、三笠フーズ訪問が楽しかったんでしょうね。
査察と称して会社を訪ね、1〜2時間雑談をして、後は「ま、せっかくですから夕食でも・・・。」と言う訳で、帰りにはお車代なんてのまで出ちゃったりしたんじゃないのかな。
現に、私の身近なところでも、昼飯時になると毎日の様に現れる国土交通省の小役人なんてのも居ましたし、その小役人の上司は夕暮れ時になると別に用事も無いのに訪ねてきたりしていたそうですから、農水省、厚労省だって似たようなもんでしょう。
それにしても、有毒の工業用原料を食品業者が流通させるという仕組み自体が間違いだと思うなあ。

テレビのニュースでは「食品の偽装事件が急増している。」と言ってましたが、「事件」になった件数が増えているだけで、見えないところでの食品偽装は業界の常識って感じも受けます。
毒入り餃子だ、残留農薬だ・・・と中国産食品ばかりが危ないようなことを言うけど、国産食材の方が身近な分だけ危険なんじゃないかなあ。
野菜、果物、米、食肉、そば、うどん、パン・・・どれをとっても「国産だから安心」とはもう言えないですね。
少子化、過疎化、高齢化などよりも人類滅亡の方が先かも知れません。
ま、そんなことをいちいち気にしていてもしょうがないので、美味しいものを美味しく食べて、さっさと死にましょう。
有毒米が食品市場に出回ったからといって、農水省の担当役人が責任を追及されることもないでしょうし、事務次官が首になることもないんでしょうし。