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2003/10/19: "蕎麦"
秋蕎麦の収穫期です。
ともクンのお父さんがコンバインを使って蕎麦を刈り取っていました。
今年は長雨の影響で、収穫量は少ないのだそうですが、蕎麦の味そのものは例年以上だとのこと。
どういう訳か、シチュエイションがよく飲み込めなかったのですが、TVの取材で蕎麦打ちを教わることになってしまいました・・・。
蕎麦打ちを習いたくてしようがなかった上に、新蕎麦の季節、しかも今年の蕎麦は味がいい、しかも先生は前田義昭名人(朝日山荘のご主人)・・・となれば、断る理由なんてありません。
テレビカメラが回っていようが、取材目的が何であろうが、そんなことはどうでもいいことで、妻と二人で喜び勇んで蕎麦打ち会場に行きました。
教わるのは私たち夫婦ともう一人の合計3人。 蕎麦粉の計量から始まって、練る、延ばす、切る、茹でるまでを懇切丁寧に教えてくれます。 面白くて、楽しくてテレビカメラも美人のレポーター(見たことがあると思ったら、東京ケーブルテレビで港区の広報番組に出ている女性でした。)も全く無視。
茹で上げた蕎麦をみんなで食べるところまで取材されたのですが、私たち夫婦はカメラそっちのけでただひたすら食いまくってしまいました。
今回教わったのは「外2蕎麦」という蕎麦粉10に対して強力粉2の割合の蕎麦です。 前田名人が持参した手作りのそばつゆがまた実に良くて、新蕎麦の味を十分に楽しみました。
実は、このあたりの「田舎蕎麦」をおいしいと思ったことなど一度もなかったのですが、おいしく作ればおいしく出来るんですね。 納得です。
仕上げに名人の打った蕎麦をご馳走になりました。 まるで別物。 同じ素材を使っているのにコシ、香り、舌触りが全く違います。 不思議です。
と言う訳で、蕎麦打ちの道具をそろえることにしました。 名人を超えるべく頑張りたいものです・・・。
で、これもシチュエイションが全く理解できなかったのですが、昨夜、大井沢郵便局長から電話があって、日本郵政公社の常務理事が私の話を聞きたがっているからよろしく、などと言うんです。
今朝10時半、西川町役場の企画開発課長さんとその常務理事さん、それに「全国山村振興連盟」というところの前常務理事という方の3名がお見えになりました。
話は? なんだか山村地域における知識集約型SOHOビジネスがどうのこうの・・・だったような、違ったのかな?
コーヒーを召し上がって40分ほどでお帰りになりましたが、何で大井沢なんだろう?
ま、そんなことはどうでもよくて、新田さんからいただいた蕎麦や徳本さんの手打ち蕎麦にも驚いたけど、やっぱり蕎麦ってうまいものだったんですね。