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2003/10/04: "バイオマス"

夜10時。 外は上弦の月が冴え渡り、見事な星空が広がっているのに雨。
これは「晴れたり降ったり」とか「晴れ、時々雨」なんてもんでもなくて、「晴れと雨」とでも言うんでしょうか。 「天気雨」にしては本格的な降りようです。

最近、NHK山形のニュースで、しきりに「バイオマス」という言葉が登場します。
何でも、酒田にある早稲田大学の「バイオマス研究所」か何かで、「バイオマス」による自動車の燃料開発が行われているんだそうです。

とにかく、この「バイオマス」なる言葉が分かりません。
「何のこっちゃ?」と思って、本気になってニュースや特集番組(特集で放送したりするんです。)を見るんですが、肝心の言葉の説明は全く無くて、「バイオマス」によって作ったアルコール燃料のようなものをガソリンに混合すると、自動車の走行は従来通りで、しかも環境に優しい・・・とかなんとか言うだけで終わりです。

ってことは、この「バイオマス」なる単語は、日本では誰でも知っているか、あるいは90%くらいの人は知っていると言った類の言葉なんだろうか? 知らないのは私と私の家族だけ?
もしそうだったら、そんな言葉も知らないで山道を散歩したり、家の前で薪割りをしたりしているのもいい恥さらしなので、辞書を引いたんですが「biomass:生物資源」などと書いてありました。
いまいちピンと来ないので、Googleで検索したら「生物体を原料としたエネルギー資源」のことなんだそうです。
ってことは、何? イタチを飼育して「LNG」を作ったりとか、牛のウンチを集めて「LPG」にしたりとか、そういう事?
何だか、結構匂いがキツそうだけど、それはそれとして、ホントに皆さんご存知でした? バイオマス。
わたしゃ「トラウトサーモン」の仲間かな?などと思ったりしてました。
お恥ずかしいことで・・・。
「ユビキタス」を聞いたときは「湯引き」して何かをする料理用語だろう、などと勝手に思い込んでましたし・・・。

で、去年の6月、釧路駅前の市場で魚屋のオバちゃんが「トラウトサーモン! 安いよ!」と叫んでいたのを思い出しました。
山形のスパーマーケットでも、切り身にした「トラウトサーモン」が店頭に並んでいるけど、あれも皆さんはナニモノなのかを知っていて買ってるんでしょうね。 わたしゃ、いまだに正体が掴めず、気味が悪くてしょうがないんですが。
釧路のオバちゃんが売っていたのはドナルドソン・ニジマスそっくりの魚でしたけど・・・。 例の、芦ノ湖の特別解禁日にルアーに引っかかってくるボテっとしたニジマスです。