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2003/11/24: "「明日にかける橋」"
Simon & Gurfunkelの「Bridge over Troubled Water」の日本語題名が思い出せず、ずーっと頭の隅に引っかかっていたんですが、車庫の雪囲いをしているときにふと思い出しました。
なんと「明日にかける橋」だったんですね。 今から30年以上も前の歌ですから、思い出せないのも当然かもしれませんが、それにしても馬鹿げたというか間抜けなというか、何とはなしに時代を感じさせるタイトルです。
そう言えば、同じころに「明日に向かって撃て」というポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス主演の西部劇があったけど、この日本語タイトルも意味不明、何のこっちゃ?もいいところです。
1970年代って、訳もわからずにやたらと「明日」がもてはやされた時代のような気がするんだけど、何かそんな時代的背景があったのかなあ。
「明日に向かって撃て」の原題なんて、「Butch Cassidy & the Sundance Kid」ですよ。 ひど過ぎますよね。
明るくノーテンキで破滅的な主人公たちの姿が何とも言えず悲しくて、映画そのものは本当に良かったんですが。
で、そのロバート・レッドフォード監督の映画が「リバーランズ・スルーイット」で、逆にこれも意味不明。(聖書の一節のようですが、聖書なんて見たこともないもので。)
この映画が当たったせいかどうか知りませんが、最近の映画はどれもこれも原題をカタカナに置き換えただけで済んじゃってるようで、それで意味が通じているのか、意味なんてどうでもいいのか、どうも訳が分からないのはIT用語だけじゃなくなっているようです。
言語そのものが記号化、イメージ化、アイコン化されている時代なんでしょうかね。
「コンドルは飛んで行く」も「明日に向かって飛べ!」の方が良かったんじゃないのかな?
(今年6月、阿寒湖のエメラルドホテルで見た「El Codor Pasa」も凄かったですよ。 あのホテルは「目から鱗」的なフライの宝庫かも。 ところで、釣れたの?)