[前の記事: "アリビジネスはありか?"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "初秋"]
2004/08/24: "ニンニクであることを否定するニンニク"
寒河江市にある農協の直売所で地元産の見事なニンニクを売っていました。 しかも一袋5〜6個も入っていて150円なんです。 いつもは中国産のニンニクを買って、苦労しながら皮をむいて使っていたのですが、この地元産ニンニクは新鮮でみずみずしく、ひとかけが大粒で皮も簡単にむけます。
ところが、薄切りにしてもニンニク特有のあの香りが立って来ません。 口に含んでみてもシャキシャキと歯ざわりはいいのですが、香りも辛味もほとんどありません。
どうやら、あの香りや辛味を消すために品種改良(改悪?)されたニンニクのようです。 これって、蕎麦屋のテーブルに乗っていて香りも何もないS&Bの四角いビンの胡椒よりも更に意味不明です。 青森産のニンニクもブランド品になってしまっていて、むちゃくちゃな値段で売られていますが、あれも辛味といい香りといい、ニンニクらしさを否定したニンニクのようで、どうにもその存在理由が理解できません。 生で利用するにはいいのかも知れませんが・・・。
そう言えば、山形県立中央病院の売店ではキャベジンやソルマック、リポビタンDなどを売っていて、何とはなしに納得できないものを感じます。 まさか胃の病気で入院している患者が買ってる訳じゃないんでしょうけど、二日酔いの患者は居るのかも知れません。
という訳で、やっぱり中国産の安くて臭いニンニクを買うことにしました。