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2005/05/10: "理解できないこと"
山形の名物と言えば果物、山菜、茸、海産物、蕎麦、野菜・・・。
町のスーパーストアでいつも不思議になるのは、海外や県外からの食材がやたらと目に付くこと。
JR天童駅の駅ビルで売っているお土産の山菜が中国産なので驚いていたら、JA寒河江のお土産品店でも中国産の筍の瓶詰めを売っていました。 しかも、ラベルには「古里の味」ってなことが書いてあります。 中国人観光客にでも売ろうとしてるんだろうか? この売店の特徴は入り口を入った途端に強烈なキムチの臭いに包まれること。 寒河江の特産品売り場と言うよりは、あたかも麻布十番や仙台坂辺りの韓国食品店のようです。
イオン系のスーパーストアではグアテマラ産の葡萄とアメリカンチェリーを売っていました。
ま、葡萄は季節の逆な南米産というのも分からないでもないですが、<日本一さくらんぼの里>が売りの寒河江でアメリカンチェリーはちょっと変な感じもしないではありません。 さくらんぼとチェリーの間にはミカンとオレンジほどの違いがあるのかも知れませんが、どうも納得が行きません。 そう言えば、青森や長野のリンゴも見かけたりします。
同じ店で、昨日は千葉産の養殖山女、岩魚、鮎が売られていました。 やっぱり変な感じです。
千葉の養殖淡水魚は山形のものよりも安くて味がいいってことなのかも知れません。
やはり同じ店で、静岡産のコシアブラや秋田産のコゴミが売られていました。 もちろん舞茸やエノキダケのような茸類もほとんどが新潟産です。
山菜や茸までが県外や海外から入って来て、しかも<山菜王国>を自称するこの山形で売られているってことをどう理解したらいいんだろう?と悩んでしまいます。(ウソです。 悩んでません。 面白がってるだけです。)
単純に流通経費と経路の問題なんでしょうかね。 それとも、山形県の農業、漁業関係の皆さんは流通チャネルへの営業努力を全くしていないってことなんでしょうか。 あるいは、高く売れる山形ブランドは県外へ売ってしまって、県内での消費は安い県外、海外ものに頼るってことなんでしょうか。 近いうちに、<山梨県産ラ・フランス>まで入って来そうな雰囲気です。
そのくせ、「地産地消」などという声高な掛け声を頻繁に聞きます。 不思議です。
蕎麦だって、ブラジル産の蕎麦粉にアメリカ産の小麦粉を混ぜて使ってるのかな?