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2005/05/12: "伸び悩むタラの芽と宗教と信仰と儀式の関係"

朝から寒い雨で、庭先のタラの芽も期待通りには育ってくれません。 家ではストーブを焚いています。
稜線のブナや柳はすっかり新緑になっているのに、山すそや家の北側にはまだ雪が残っているし、川岸の土手も畦道もまだまだ「若草も敷くに由無し・・・」状態で、なんだか季節が逆立ちをしているような感じです。
DSC3043 (147k image)

葬式が続きます。 田村幸雄さんのお母さんが亡くなりました。

この国では、宗教と信仰と儀式の関係はどうなってるんだろう?などと思ったりもします。
神前結婚式というのがありますが、あの場合の神様は誰でもいいんだろうか? それとも天照大神とか、大国主命とか、誰か特定の神様に結婚の誓いを立てているんだろうか? あるいは八百万の神々の御前に「かしこくもまおうす・・・」ってことなんだろうか? 真面目に神主の祝詞を聞いていればその辺のことも分かるのかもしれないけど、他人の結婚式の祝詞なんてまともに聞いていたことが無いので、いまだにあいまいなままです。
キリスト教なんて信じてもいなかったのに、結婚式の瞬間にだけキリスト教徒のふりをする人も居ますけど、あれは誰に向かって結婚の宣誓をしてるんだろう? キリスト教で言うところの<God>の概念はひどく分かりにくいんで、「貧しきときも、病めるときも・・・」なんて言っていながら、金の切れ目が縁の切れ目なんてことになったりもするんでしょうね。

どうせ信仰心なんてのは元々無いんだから神様だったらどこの誰でもかまわないってことなんだろうか? 神社だったらお稲荷さんでもいいのかな? 赤坂見附の豊川稲荷も結婚式で繁盛してるんだろうか? 乃木神社の結婚式では乃木希典に向かって「夫婦円満、末永く・・・」などと誓いを立てているんだろうか? 東郷神社は東郷平八郎? 明治神宮は明治天皇? 多分、そうなんでしょうね。

で、信者のふりをしてキリスト教で結婚式を挙げた人たちは葬式をどうすんだろう?
私の場合は葬式なんてやらないでもらいたいものです。 結婚式もかっこ悪いけど、葬式はもっと美しくないなあ。
とにかく、私には信仰心などと呼べるものは皆無なんですから、葬式の時だけ坊さんやら禰宜様やらのお手を煩わせるのは申し訳の無いことです。
ビジネスとしての仏教や神道もあるのかも知れませんが、それだったらなおさら嫌ですね。(そう言えば、結婚式場にあるあの<チャペル>と称する設備は造りや雰囲気のお手軽さのせいか、かなり滑稽な存在ですね。 アルバイトみたいな牧師が来て神の教えを説いてくれるのいいにしても、参列者に賛美歌を強要したり、「アーメン」なんて言わせたりするのは止めて欲しいなあ。 こちとら義理だけで出席してるんだから。)
どうやら宗教と呼ばれるものには2種類があって、ひとつは信仰としての宗教であり、もうひとつは冠婚葬祭業としての宗教であるらしい。