[前の記事: "3匹の小さな<やまめ>"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "フライを巻いたのはいつだったろう?"]
2005/05/23: "シラネアオイと動植物名のカタカナ表記"
野生のものを見たことはありませんが、山野草の好きな人にはたまらない花のひとつらしいんです。
妻が近所からもらって来たらしいシラネアオイが庭先で咲いています。 図鑑をみると、雪の多い地方の花とのこと。
もちろん、シラネアオイの本名は<白根葵>な訳ですが、いつの頃からか植物や動物の名前は全てカタカナ表記になってしまい、名前の由来や意味が全く見えなくなってしまいました。 どうも納得が行きません。
大口バスや小口バスまで<オオクチバス>とか<コクチバス>などと表記します。 いっそのこと英語名で呼んでくれた方が分かりやすいくらいです。
<翡翠>と書いて<カワセミ>と読ませるなんて、確かに無理があるかも知れませんがこの鳥のイメージにはぴったりだと思います。
動植物の日本名を漢字表記からカタカナ表記に変えてしまった理由がどの辺にあるのか、詳しいことは知りませんが、いずれにしても読めない、読みにくい、分かりにくい、書きにくい・・・なんてことだったに違いありません。 でも、雲雀がヒバリになり、烏がカラスになり、蕨がワラビになったからと言って私の日本語生活が格段に便利になったという実感はありません。 かえって分かりにくくなり、辞書を引く機会が多くなったような気がします。