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2005/05/21: "天国ってことは地獄かも知れない。"
<山菜好き>と称する人たちは大井沢の豊富な山菜をとてもうらやましがります。
4月末のカタクリ、コゴミに始まって、ミツバ、シドケ、ヨブスマソウ、アカコゴミ、ハンゴンソウ、タラの芽、木の芽(アケビの芽)、山ウド、ワラビ、、コシアブラ、筍、ギョウジャニンニク、シオデ、ゼンマイ、ミズ、フキ・・・多種多彩、そして豊富です。 採れる場所も雪解けと一緒に移動するので、2ヵ月間は続きます。(写真はハンゴンソウとタラの芽)
<山菜天国>などと言う言葉を聞きます。
しかし、蕎麦と山菜で名の通った地域は基本的には米や野菜の乏しいところです。 現在は別にしても、昔は春になれば来る日も来る日も山菜を採り、山菜を食べ、山菜を加工しながら生活していたんでしょう。 どう考えても<天国>のイメージとは結びつきません。
山菜を美味しく感じるのは、少量を年に一度か二度食べるからでしょう。 山菜と呼ばれる食用野生植物は似たような味の物が多く、調理方法もあまり多くはありません。 毎日、となるとかなり辛くなります。
私にとっては、シドケ、ハンゴンソウ、ヨブスマソウ、ウド、コシアブラなどはほとんど同類の味で、見た目以外の差をあまり感じません。 食べ続けているとどれもこれも似たような味に思えてきます。
筍やギョウジャニンニクは大好きですが、これだって毎日となれば話は別です。
冷蔵庫の中には食べきれない山菜がかなり残っています。 そろそろ地獄かな?