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2005/08/04: "栃の実、はしばみ、梅雨明け"
南東北の梅雨が明けたそうです。 南東北とか東北南部と言われる地域が具体的にはどこを指しているのかが分かりません。 北日本や西日本と呼ばれる地域も漠然としていてはっきりしません。 こういう呼び方は、気象予報以外にも使われることがあるんでしょうか?
<東北南部>と言われるよりは、<宮城、福島、山形の3県>や<福島、宮城の両県>の方がはるかにすっきりします。 地域や地方の境界を明確にしたくないときに、意識的に使っているんでしょうね。 気象予報こそ地域名や地方名を具体的に報じるべきです。
栃の実
栃の実の殻は一面に落ちているのに、肝心の中身がほとんど見当たらないことがよくあります。 <栃隠し>と言うんだそうです。 栗鼠や兎でも運んでしまうのでしょうか。 不思議です。
栃餅独特の風味と歯ざわりが好きです。 でも、餅にするまでの工程があまりにも大変で、しかも時間がかかるので部落の皆さんにお願いするわけにも行きません。 いつか自分で作ってみたいものです。 あの色合いと風味は灰汁を使うせいらしい。
榛(はしばみ)
榛(はしばみ)はヘーゼルナッツの仲間だそうです。 市販のヘーゼルナッツよりは一回り小さいく、食べられるのは晩秋になってからです。 鞘の膨らんだところに実が入ってます。 柔らかそうに光る産毛は曲者で、うっかり素手で触ると突き刺さってひどい目にあいます。 大井沢に来て初めて見たときは何の実なのか全く分からず、富士夫さんに「それはカスバミですよ。」と教えられました。 <カスバミ>は大井沢での呼び名です。 昨年は山に入っても全く見ることが出来ませんでした。
(*私はここに来るまで、榛や栃なんてのは人跡未踏、深山幽谷みたいな遠いところの木の実だとばかり思っていました。 ソフトバンクに榛葉さんという若くて優秀な方が居ました・・・って今でも居るんでしょうけど・・・が、榛葉の意味が全く分かりませんでした。 はしばみ(榛)の葉っぱだったんですね。 数年前にはすでにとても偉くなっていたから、今では孫さんの次の次くらいに偉くなっているに違いありません。 もしかしたら、宮内さんを<クン>付けで呼んでいたりするかも知れませんね。)