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2008/04/15: "魚可津が魚屋を廃業してカタクリイチゲミズバショウ"
娘のメールに、麻布十番の魚可津が魚屋を閉めてしまって全部食堂になってしまったとありました。
選び抜かれた魚ばかりのとてもいい魚屋で、しめ鯖にする鯖は絶対にこの店で買うことにしていたのですが、麻布十番もすっかり変わってしまって、六本木ヒルズの客を相手に食堂でもやった方が手っ取り早いし、儲かるんでしょうね。
日曜日の夜、村の集まりでエノキダケの話をしたら誰も信用しません。
村の人たちは、誰もが茸や山菜、そして山のこと、大井沢のことに関しては私よりははるかに詳しいと思い込んでいるふしがあります。 ところが、意外にも私の方がずっと詳しかったりすることもあります。 私だって6年以上もここに住んでいるし、生まれも育ちも福島県郡山市の農村地帯だし、渓流釣りだって30年以上もしているんだし、東京六本木の温室栽培オガ屑エノキダケとはかなり違うんですけどね。
酒が入り、我が家の薪に話題が移った途端に、まあ、そのにぎやかなこと・・・。 四方八方から指示、指導、教訓、アドバイス、昔話、自慢話、云われ因縁故事来歴・・・等々が集中豪雨のように襲ってきて、結局私には何も分かりませんでした。
私だって、ここに来てから年に10トン以上のナラ材を6年も切り続けているんですから、少しは学習もしたし、経験も積んではいるんですが・・・。
そうそう、直径1mの薪材を40cmのチェインソーで切った話をしたら、これも信用されませんでした。 切れる訳が無い!なんてことを言うんですね。 で、私は皆さんに切る方法を教えるのを止めました。
という訳でもないんですが、あちこちでカタクリの花が咲き始めました。 大井沢はもうすぐカタクリの花で覆われます。
たった1輪、薄紫のキクザキイチゲです。
庭先の小さな池の岸、残雪の壁の下でミズバショウが咲き始めているのを見つけました。
ツクシの子が恥ずかしげも無く顔を出していたりして、大井沢もすっかり春なんですね。