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2002/03/10: "3月9日"

7時に起きると既に数人の釣り人が川に入っていましたが、あまり釣れている様子はありませんでした。
素晴らしい天気でした。 ストーブに火を入れ、妻と娘が起きてくるのをまちながら、釣りもいいかな?などと考えていましたが、今日は喜春さんがスノーモービルで小寺鉱泉までのツーリングに連れて行ってくれることになっていました。
9時半に娘と二人で喜春さんの家を訪ねると、彼は既にPolarisを1台、トレーラーに積んで出発地の林道入り口まで運んでいる所でした。 さらに2台、計3台のスノーモービルを運びます。 我々のツーリングをサポートするためにわざわざ天童から来てくれた高橋さん、それに佐藤丈助さんと合流し、私と娘のペースに合わせてノロノロとスタートしました。 それにしても、トレーラーやトラックにスノーモービルを積み下ろしするときの手際の良さには驚きます。 トラックの荷台やトレーラーの高さと同程度に積もった雪の壁から直接荷台にスノーモービルを乗り入れてしまったり、直接荷台から走り降りて来たりします。 それをいとも簡単にやってしまいます。
林道の雪道は材木を切り出すためのブルドーザーが通った直後でした。 深くめり込んだキャタピラーの跡をスノーモービルで走るのは四苦八苦です。 幸い、2kmも走るとブルドーザーが林道から外れてくれていました。
地蔵峠を越えて山形県のヤマメ孵化場のある小寺までは約10km、さらに林道を4kmほど走ると小寺鉱泉に着きます。 鉱泉の手前で、先行していた鈴木ケイイチさん一家に会いました。 両親と中学3年の娘、それに中学2年の息子の4人家族でのスノーモービル・ツーリングです。 4人とも見事な乗りこなしで走り去ったあと、我々はさらに朝日町方面へ向かう峠の頂上まで走りました。
ほぼ無風、文字通り雲ひとつない快晴で朝日連峰も月山もくっきりと見えます。 汗ばむほどの暖かさで、走り出してすぐにフリースを一枚脱ぎました。 峠の頂上で見事な風景を眺めながらのビールの味を想像できますか?
我々親子のスロースピードに合わせたおかげで喜春さんのマシンがオーバーヒートしたり、途中ちょっと怖い斜面を2、3ヵ所トラバースしたりしましたが、 通り過ぎたばかりのカモシカの足跡、キツネや山ウサギの無数の足跡、春の気配、澄んだ空気、見事な風景、見事な青空・・・娘にとっても私にとってもスゴイ体験でした。 お付き合い下さった喜春さん、高橋さん、そして丈助さんに大感謝。
2時間のスノーモービルで少し疲れていましたが、上天気がもったいなくて娘と二人で上島方面に散歩。 道端に顔を出しているフキノトウを摘んだり、民宿のお婆さんから町に出た息子たちの話を聞かされたり、電柱のてっぺんで交尾をしているトビのペアを見たり、釣れない釣り人たちを橋の上から眺めたり、タヌキの足跡を観察したり、「ふるさと民宿」のはげかけた看板(虫取り網をかついだ男の子と虫かごを持った女の子が大正時代風のファッションで歩いている絵)を見たり、1時間ほどの散歩です。

摘んできたフキノトウは味噌と合わせて油揚げに詰め、フライパンでこんがりと焼きます。 もちろんご飯にも合いますが、今の季節の酒の肴としては最高です。 今日は沢山採れたので、残りは味噌炒めにして保存することにしました。
そんな訳で、今夜の食事はサンマの麹漬け、青菜(せいさい)漬け(近所からのいただき物)とイカの炒め物、油揚げのフキノトウ味噌詰め。

今日は満足度のかなり高い一日でした。 釣りはいつでもできるし・・・。
夜になってまた強風になりました。 星空がきれいです。 キツネは唐揚げのニワトリの骨を3本づつくわえてはどこかに持ち去り、また戻ってきています。