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2002/03/20: "あっと言う間の冬"
昨夜はホームシック気味だったのか、少しはしたない書き込みをしてしまいました。
少し小降りにはなったものの今夜も雪です。 ここ数日、夜になると猛烈な風がジェット旅客機のような音をたてて吹き荒れています。
日中は春、夜は冬、そんな日々の繰り返しです。
昨年の12月にここ大井沢へ越してきて、もう4ヶ月、1年の3分の1が終わろうとしています。 今年の雪が少なかったとは言え、あっけなく冬が終わろうとしています。 長く、厳しく、辛い冬を覚悟していたのですが、毎日が刺激的で楽しく、あっと言う間の4ヶ月でした。
昨日の夕方、朝日山の家には薪用の木材が届きました。 もう次の冬の準備が始まっているんですね。 我が家でも森林組合に薪用木材の注文をしました。 6tトラック2台分です。
チェインソーで薪を切り、それを割り、雨のあたらないところに積み上げて乾燥させるのが今から夏にかけての仕事になります。 ここで使われるほとんどの薪用木材は林道工事や植林のために伐採された「産廃」と言われるものです。 今でも薪による暖房は手間とヒマとお金のかかる非効率的な贅沢ですが、将来的には薪の確保が今以上に難しいものになるような気がします。
近所の皆さんが、「雪が解けたら・・・」「春になったら・・・」「6月には・・・」と色々な楽しみを提案してくれます。 こんなにも沢山の楽しみや仕事(?)があるとは想像もしていませんでした。 釣り以外にはする事もなくダラダラと本を読み、ぼんやりとテレビを見るような生活を想定していたのですが、どうやら私の想定は間違っていたようです。 ほとんど本を読んでいません。 本に書かれていることなどよりもはるかに面白いことが毎日起きるんですから。
また、あっという間に春が過ぎ、夏が終わり、秋になり冬になることでしょう。
自分に残された時間をカウントダウンしている身としては、本当に嬉しいスピード感です。
つくづく大井沢に来て良かったと思います。