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2002/11/10: "やっと晴れ間"

昨日からの雪も一段落したのか、昼近くなって青空が広がりました。
この冬初めての本格的な雪で、一晩の積雪も30cmを超えています。 我が家のベランダも10cmほどの雪で覆われました。 ベランダに置かれたまま雪をかぶってしまったベンジャミン、シャコバサボテン、クンシランなどの鉢をあわてて室内に取り込みました。


雪が積もると音が消えます。 まるで日常生活の通奏低音のように響き続けていた寒河江川の水音も今はほとんど聞こえてきません。 家のそばを通り過ぎる車の騒音も極端に小さくなります。 音も風景も雪に覆われて、全てがマシュマロのように柔らかな丸みを帯びています。
我が家を建ててくれた棟梁がラ・フランスと庄内柿を届けてくれました。 妻は干し柿が作れるといって喜んでいます。
県の農林水産課で果樹を担当している中西さんによると、徹底した残留農薬の検査が行われているためにいまや「山形県のリンゴや洋ナシは全国一安全」になってしまったそうです。 山形県がこの3ヶ月で調べた果物の検体数は東京都が1年間で検査する数の4倍だそうです。
樋口さんは「希少性の高い無認可農薬たっぷりのラ・フランスを送ってくれ。」などと言って来てるんですが、残念ながら彼の要望には応えられそうにありません。 (本当に残念です。)  

昨夜遅く、喜春さんの家から帰ってくると車庫の前には小さな動物の足跡があり、勝手口まで続いていました。 どうやら、餌を探してテンが訪ねて来たようです。
庭先にジョウビタキのメスとコゲラが来て居ます。 ニコンの双眼鏡をいつも手元に置いています。
今日は軒下の薪を車庫の中に入れ、車庫の雪囲いをするつもりです。