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2004/05/25: "鮭とサーモンの違い"

数年前から、スーパーストアの店頭やチラシで「トラウトサーモン」なる魚の切り身が目立つようになり、「これは鱒か鮭か?」と悩んだものですが、最近はこの「トラウト」がすっかり省略されてしまって、単に「サーモン」と表示されるようになってしまっているようです。

3、4年前、阿寒湖での釣りの帰りに釧路の魚市場を覗いたら魚屋のオバサンがしつこく「トラウトサーモン」を薦めます。
見れば醜く太り、尾びれの磨り減った巨大なニジマスが店頭にゴロゴロと横たわっていました。
芦ノ湖の解禁日直後に釣れるドナルドソンだってもう少しきれいです。 その景観たるやひどく不健康で、いっぺんに食欲が吹っ飛んでしまいました。
私:「これはニジマスでしょ?」
オバサン:「いや、ニジマスじゃない! トラウトサーモンって言うんだ。」
私:「どう見たって養殖ニジマスだよ。」
オバサン:「いや! トラウトサーモンだ!」
などというやり取りがあって、ちょっと面白かったのですが、それがトラウトサーモンのwholeを見た最初でした。
要するに、チリやノルウエー辺りの海で養殖したニジマスだったようなんですが、最近はそれらの輸入物を「サーモン」と称して売っているようです。
何で「トラウト」じゃなくて「サーモン」なのか、その辺に何か作為のようなものを感じたりもするんですが、それはそれとして世の奥様方は一切れ100円の「チリ産一塩サーモン」を何だと思って買ってるんでしょうね。

今朝の「フードセンターたかき」(天童市)のチラシを見たら、「チリ産サーモン刺身 100g151円」とか「アメリカ産紅鮭切り身 100g100円」とのこと。 ニジマスだって大型のものは極めておいしい魚なんですから、いっそのこと「養殖虹鱒」として売った方が分かりやすいし、ニジマスもその方が嬉しいんじゃないかと思います。
ただ、私はどう言う訳か、どうしても「サーモン」を買って食う気にはなれません。