Home | Blog | About us
[前の記事: "ジュラシック・ガガンボ？"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "やまめ"]
2004/05/28: "時間蝿は矢を好む"
ひぐちさんのＢｌｏｇに「時間蝿は矢を好む」などというとても美味しい話題が載っていて、思わずコメントを書き込みそうになったんですが、書き始めてみたらあまりにも美味しい話なんで、他人のＢｌｏｇに書き込むのが惜しくなって止めちゃいました。
それに、ちょっと色が付いてしまってひぐちさんにご迷惑をおかけしても・・・などと、変な仏心（ホトケゴコロと読みます。）も出てしまったりして・・・。
ひぐちさんが遠い昔に在籍した北九州辺りの国立一期校では、どういう訳か電子計算機による「機械翻訳」なんてことを研究していたんだそうです。（税金の無駄ですね。）
で、かの有名な「Time flies like an arrow.」を翻訳させたら、「時間蝿は矢が好き！」なんてことを言うんだそうです。（ん〜、何匹ものハエが、一本の矢に集まっている様子が目に浮かぶようです。 名訳ではありますね。）
ひぐちさんはそんな話をフリにして、マクロソフトのサポート情報に関するＫＢ（ＫＧＢじゃなくてKnowledge Base）をからかい倒しているわけですが、同時にコンピュータによる「機械翻訳」なるものの難しさも何とはなしに匂わせているような、そんな雰囲気の文章を書いている訳です。
もう、２０年以上も前、とある宗教団体（この辺からちょっとヤバくなるんですが・・・。）が高速、高性能のミニコンを買いあさっていた時期があります。 目的は弾道ミサイルの軌道計算ではなくて、教祖様が語られるお言葉の数々の韓日、日多国語の同時翻訳だったんですねえ。
そのために、わざわざ東京の青山辺りにソフトウｴアの開発会社を作っていて、当時はそれなりに名の知れた会社だったんですが、商談で訪問して応接室に通されると、教祖様ご夫妻の御写真が飾られていたそうです。
その後、翻訳ソフトの開発に成功したのかどうかは寡聞にして知りませんが、有難い壷を売ったり、集団結婚式を韓国で行ったりして、それなりの話題にはなっていたようです。 そう言えば、「この花は私です。 窓辺におきます。」なんて歌を歌っていた秋田県出身のアイドル歌手も信者だという話を聞いたことがあります。
で、天下のマイクロソフトが採用しているらしい英日翻訳ソフトの開発会社はどこ？なんてことに異様に興味が湧いたりするわけです。 北朝鮮系じゃないですね。 あの国は日本人を拉致して、日本語の勉強をするような国ですから。
マイクロソフトの自前なんてことは絶対にあり得ません。 断言できます。 あの会社にはそんなことをやってる余裕なんてないでしょう。 ＭＳＩＭＥを見りゃあ一目瞭然です。
ま、そんなことは置いとても、コンピュータを使って異文化のコミュニケーションを図るってのはほんとに難しいんだと思います。 あの伝説のＡＴＯＫでさえも、いまだに日本語の誤変換を克服できずにいるらしいんですから、ましてや他民族の言語を正確に置き換えるなんてことは至難の技、みたいな気もします。
でも、どこにどんな天才がいるか分かりませんから、近いうちにとんでもない技術革新があるかもしれませんが、言語そのものが技術以上に流動的ですからねえ・・・。
しかし、異民族間のリアルタイムコミュニケーションを本当に必要としているのは多国籍企業でもなければアメリカ政府でもなくて、各種宗教団体なんでしょうね。
ローマ法王のお言葉がそのままリアルタイムでスワヒリやヒンデｲ、さらにはエスキモーにまでなってしまうなんて、これはもう言葉を失う世界でしょう。
ましてや信者が欲しくてしょうがない新興宗教なんかにとっては、それはもう喉から手も足も出ちゃうでしょう。 会長さんがトｳインビーと親しく対談をしたり、アインシュタインを論破したり、日蓮と女犯について慰めあったり・・・なんてことを世界５０カ国語で同時的に配信できるだけでもすごいことだと思います。 世界を動かせちゃうかも知れません。 多分、かの宗教団体なんてのは自分とこの大学の俊英を集めて、マイクロソフトも真っ青のソフト開発組織を既に持ってるような気もしないではないですね。
あの、キム・ジョンイルさんちにだってすごく優秀なハッカー組織が有るって言うくらいですから。
麻原さんのグループだって、そんなにすごいツールを持っていたらサリンなんてものに頼らなくても良かったのかも知れません。（このグループの不思議さはコミュニケーション方法のハイテク化にはほとんど興味を持たなかったらしいことですね。）
でも、ひぐちさんの記事は可笑しいですよ。（ＵＲＬのリンク方法を知らないんで、彼のＢｌｏｇを探すんだったらどっかの検索サイトでも叩いて見て下さい。）
で、わたしゃ、明朝３時起きで山女を釣りに行くわけですが、もう何年も山女なんて食ってないなあ・・・。