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2006/02/09: "狸、大井沢に死す。"
昨日、我が家の車庫に潜り込んでいた狸が今朝になったら庭先のサワグルミの根元で雪に埋もれて死んでいました。
ここに住んでいると野生の命を極めて身近に感じることがあります。 私の手の中で死んでいったホトトギスやルリビタキが居ます。 手のひらを通して小鳥の鼓動が消えて行くのが分かります。 そんなときは無力感と小さな絶望感にとらわれます。
狸を雪から掘り出して、家から遠く離れた場所の雪の中に埋めました。
合掌・・・。
昨夜、前田武さんの兎汁をご馳走になりました。
初めて食べるヤマウサギの肉はかすかに野生の香りがして柔らかく、とても美味しくいただきました。 今年はいつもよりウサギが多いそうです。
(兎汁の具は兎肉の他に大根、笹がきごぼうと豆腐だけ。 味付けは醤油で、丼に山ほど盛り付けてから葱をたっぷりと乗せ、七味を振ってご馳走になりました。 ちなみに、よくタヌキ汁などと言いますが、狸の肉は悪臭がして食えたもんじゃないそうです。 私も一度だけ体験したことがありますが、最悪でした。 強いアンモニア臭がします。)