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2006/02/24: "森に入ったら春の気配だらけで"

「春の足音が聞こえて来る」人が居るらしいけど、私には聞こえません。
春に足があるのかどうか、かなり疑問に思っています。　それに、大井沢では春だけではなく、どの季節も圧倒的なヴォリューム感で音も無く押し寄せてきます。
２月に春めいてくるなんてことは、この大井沢ではありえないと思い込んでいるのですが、外に出てみると太陽の光といい、ブナの根元に空いた雪の穴といい、赤みを帯びてきたブナの新芽といい、どうも春の気配を否定できなくなっています。　いつもの年よりも冬が早かった分だけ、春が来るのも早いのかも知れません。


日当たりのいい斜面で木の枝についたポプコーンのようなものを見つけ、近づいてみたら柳の花でした。


ブナグルミ（ブナの実）の殻。　昨年の秋はブナの実の豊作で、ブナ林に入ると一面に殻が落ちています。


Restaurant "Woodpecker"


急斜面のブナは雪にいじめられてずいぶんと苦労をしてきたのでしょう。　１００年も生きている間にこんな姿になってしまいました。