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2006/02/21: "<キュウィ>とは俺のことかと・・・"
川の中州から張り出した雪庇の下に面白い形のツララが下がっていて、岩に産み付けられた蛸の卵を連想しました。
写真とは関係ないんですが、樋口さんのBlogに「i-pot」の話題があって、そう言えばこの手の間違いって世間にはずいぶん多いんじゃないかな・・・と思い当たりました。
別に日本語の乱れや、意味も知らずに外来語を多用する風潮を憂いている訳じゃなくて、単に可笑しがっているだけなんですが・・・。
昔、ITを「イット」と呼んだ日本国総理大臣も居たそうだけど(この方は、当時のクリントン米国大統領に対して「How are you?」と挨拶しようとして「フーアーユー?」と言っちゃったもんだから、クリントンさんがとっさに「アイ・アム・ヒラリーズ・ハズバンド。」と答えたなんてエピソードも有ったりするんですが)、彼の場合は教養が有り過ぎての間違いですね。
ごく一般的なのは<キュウィ>じゃないでしょうか?
その証拠に、「キュウィとは俺のことかとKiwi言い」などという古川柳もあるくらいです。
なぜ、Kiwiがキュウィになってしまうのか(あるいはなってしまったのか)、その辺の事は知りませんが、<キウィ>という音は、日本人の耳には<キュウィ>のように聞こえてしまうんじゃないかとも思ったりもします。 ま、Kiwiがキュウィでも、それはそれで通じてしまうんですから、言葉としての役割は立派に果たしていることになる訳で、あれこれ言うほどのことでも無いんでしょうが、TVのアナウンサーや料理の専門家などが「キュウィ・フルーツのドレッシング・・・」なんて言っているのを聞くとどうも落ち着かない気分になります。
この手の勘違いは、どちらかと言えば年寄りに多いんじゃないかと思っていたのですが、i-Podをi-potと勘違いする人も多いとのことだから、若い人たちにもかなり普及している誤用なんでしょうね。 それとも、お年寄りがi-Podを買おうとして、ついi-potなんて風に勘違いしてhiguchi.comへ飛んじゃったりしてるのかな?
年寄りついでに・・・。
不思議でしょうがないのは、振り込め詐欺やリフォーム詐欺などの被害者の大半が高齢者だということ。
大井沢に居ても、「最近の若い連中はバカばっかりで何も知らねえ。」といったセリフをよく耳にします。
つまり、それだけ年寄りの方々は(認知症などを患っている方々は別にして)、世間も物事もよくご存知で判断力も理性も知性も有り余るほどお持ちのはずです。 世の中を騒がせていることを知らなかったり、判断力が鈍っていたりなんてことはあるはずがありません。
じゃなかったとしたら、古い言葉で言うところの「馬齢を重ねて来た。」に過ぎないってことになっちゃいます。
長いこと生きてきて経験豊富な方々は、あまりにも何でもかんでも知っているものだから、逆に世間をバカにしてるようなところがあるのかも知れません。 だとしたら、もっと謙虚にならなくちゃあ。