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2006/08/17: "ハチ公は忠犬だったか?"
ハチ公という犬は、飼い主が死んでからも毎日渋谷駅まで迎えに出ていたというエピソードで飼い主の恩義を忘れなかったエライ犬だということになっているけど、我が家の飼い犬を見ているとあれは単に犬特有の習性だったんじゃないかとも思えてきたりします。
娘たちやお客様が山形新幹線を利用して来るときには、いつも犬を連れて車で天童駅まで迎えに出ます。
我が家の犬は、娘たちはもちろん、お客様が大好きで、誰かが来てくれるのが嬉しくてしょうがありません。 特に、先週、先々週と2週連続で犬好きのお客さんが山形新幹線で来てくれたものだから、お客様が帰った後も、車に乗って天童駅まで誰かを迎えに行こう、としきりにせがむようになりました。
ハチ公も、夕方に渋谷駅に行けば何か嬉しいことが起きるはずだと期待していただけのような気がします。 忠義だの恩義を忘れないだの、強い忠誠心だのと人間が勝手にこじ付けて忠君思想の教育に利用したんでしょうけど、犬にしてみればそんなものはどうでも良かったに違いありません。
ハチ公は秋田犬だったそうですが、あんなに大きな犬が渋谷の街中をノソノソと歩いていたなんて、昔の渋谷は大井沢以上にのどかだったんですね。 そっちの方が驚きです。