[前の記事: "Blog down"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "大井沢 8月30日 霧、そして雨"]
2006/08/27: "いつの間にそんなにエラくなった?"
ふと足元を見ればグロテスクなコード類の固まり。
全て私のPCに関わりのあるコードばかりです。 この他にも何本かのUSBコード。
いつの間に、パソコンはこんなにエラそうな地位を獲得したんだろう、と思います。
パソコンがまだMS−DOSなるOSで動いていて、アプリケーションと言えば<一太郎>だけで、一太郎さえあればワープロは勿論のこと表計算からデータベースまで出来てしまって、PC相互のデータ転送はフロッピーディスクか糸電話カップラー経由だけだった頃、PCから出ているケーブルと言えば本体の電源ケーブルとプリンター用ケーブルくらいのものでした。
あのころのパソコンはシンプルでしたねえ。 ジャストシステムの社員の皆さんなんて、電卓を叩いてはその数字をいちいち一太郎に入力していたものです。 要するにパソコンなんてのは電卓は勿論のこと、Faxよりも電話よりもおバカさんで、単なる<お清書ツール>に過ぎなかった訳です。
それがいつの間にかインターネットになって、デジタル機器のコントロールタワーになり、メモリーなんて512MBが当たり前になってしまって、パソコン無しでは何も出来なくなっているような錯覚に陥っています。 そのうち、料理も洗濯も犬の世話までもパソコンに頼るようになっちゃうかも知れません。 出来れば、薪割りや割った薪の積み上げもやってもらいたいものです。
ひぐちさんちの新しいMacなんて、窓拭きと赤ん坊のオムツ換えまでするんだそうです。 びっくりしちゃいます。
で、最近はなんだかテレビがパソコンの世界に嫉妬しているような雰囲気があって、今まで通りに単なる垂れ流し放送に専念していればいいものを、やたらとデジタル化だの双方向だのと騒いでいます。 そんなことになって、誰が嬉しいんだろう? 紅白歌合戦の投票が茶の間から出来ちゃう? でも、オジーちゃんやオバーちゃんにはそんな機能なんて要らないんだろうし、今時テレビを見ているのはオジーちゃんやオバーちゃんきり居ないんだし、若い人はテレビは勿論パソコンよりも携帯電話の方が好きだし、映像だってインターネット経由でダウンロードできちゃうし、テレビなんて近い将来には消えて無くなるべき存在のような気もします。 そんなテレビのためのインフラに投資をするんだったら、早く大井沢にインターネット用の光ケーブルを通して欲しいものです。
それにしても<地デジ>って嫌いです。
音が嫌いです。
ひどく汚らしい音です。
最初にこの音がNHKの女性アナウンサーの口から出るのを聞いた時には、びっくりしてロマネコンティがなみなみと入ったバカラのグラスを落としてしまいましたね。 何でもかんでも音を詰めればいいってもんでもないでしょうに・・・。