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2006/10/13: "東京で・・・古川さんのBlog、JSエンタープライズソリューション、<たかさご>の蕎麦・・・"
10月だと言うのに、しばらくぶりに行った東京は酷暑。 寒くもなければ涼しくもありません。
とは言っても六本木の自宅に荷物を置くと、いまだにホッとするものがあります。 六本木の40年で沁み込んでしまったしまった諸々を大井沢の5年で浄化しようとしても無理というものですね。
で、色々な人に会って、色々なものを食べて、ん、やっぱし東京は美味しい。
と言う訳で自宅のあるマンションの屋上に出てみれば東京タワーにおぼろ月・・・。 これはこれできれいです。
六本木ヒルズだって、こうして見ればそれほど悪い風景ではありません。
ITバブルの象徴みたいに言われているけど、ジャストシステムの社長夫妻だってお住まいだと聞くし、かつての起業家たちやエスタブリッシュメントの人たちだって住んでるんじゃないのかなあ。
そう言えば、大井沢では聞けない面白い話を沢山聞きました。
楽天の三木谷社長が銀座でクラブを経営しているらしいとか、古川さんがご自分のBlogで大浦さんを褒めまくり、ついでに最近のマイクロソフトやマイクロソフト製品に対して辛口のコメントを掲載されているとか。 ちょっと覗いてみれば、いかにもウラがありそうな雰囲気・・・無いのかな?
中でもイナバウアー(だっけ)しちゃったのが、一太郎/ATOKだけで名を売ったジャストシステムのエンタープライズ・ソリューションなるもの。 しかも担当の執行役員がかつてのLotus 1−2−3のQA課長だった方だと言うので、これはもう2度びっくり。(最近、私のBlogの中を<田上>で複数回検索した人が居るんだけど、本人だったのかな? 何を期待してたんだろう?)
ジャストさんにとって、エンタープライズビジネスやDBがらみの製品はどっちも鬼門だと思うんだけど、最近は社内の雰囲気や体制も本当の意味でのリストラができたと言う事なんだろうか? それとも、もう選択の余地も余裕も無いってことなんだろうか。 そう言えば、最近はロシア製のセキュリティソフト(なんだか効きそうです。 KGB御用達だったかも。)も売り出したそうだし。
でも、どうせ担当役員を外から引っ張って来るんだったら、なにもコグノスの社長じゃなくてもオラクルのトップとか、最近ダイエーを辞めた元HP社長とか、マイクロソフトのエンタープライズ担当役員とかの方がまだましなような気がしないでもないんだけど、声をかけても振り向いてももらえなかったんだろうか? コグノスの社長だった方がジャストシステムの<執行役員>なんかで折り合いをつけなきゃならなかった事情も理解できません。 行き場が無かったんでしょうけど、浮川さんだって「ま、差し当たってはこんなとこで我慢するか・・・。」ってな感じなんでしょうね。
人材の方も選択している余地も余裕も無かったってこと?
ま、どうでもいいか。
で、これは正に絶品です。 <絶品>という言葉は新宿中町<たかさご>の蕎麦がきのためにこそあるようなもんです。
極上のはんぺんのようにふわふわとして柔らかな蕎麦がきを箸でちぎって口に入れれば、至福、口福、無言、うめき、そして感謝・・・。 ご主人に手を合わせたくなります。 Amazing Graceが口の中に響き渡り、Vivaldiの<秋>になって鼻から抜けましたね。
<たかさご>宮澤さんの腕の冴え。 更科蕎麦。 光ってます。
続いて出された新蕎麦。 写真を撮る前に食っちまうところでした。
と言う訳で、大井沢に帰って瑞江さんから届いた炊き立ての<ススダケご飯>は写真を忘れて食ってしまいました。
<ススダケ>はコウタケのことですが、今では大井沢でも貴重品です。 もう2、30年も口にしていませんでした。 懐かしい美味しさに感涙、昇天。