[前の記事: "雪・・・大井沢の冬は突然に"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "憂鬱な散歩"]
2006/11/13: "<マイクロソフト号>来たる!"
雪の降り始めた大井沢にマイクロソフト社の中小企業向けITキャラバンバス、<マイクロソフト号>がスタッドレス・タイヤも履かずにやって来ました。
思っていたよりはほんの少し小さく、マイクロソフトだから語呂合わせでマイクロバスなのかな・・・と言うよりはミクロバスとでも呼びたくなるような愛らしさです。
ま、今の時期をはずしてしまえば来年の5月までは雪に閉ざされてしまう訳で、「雪の前に・・・。」というマイクロソフトさんの意気込みがヒシヒシと伝わって来て、感動物ではありますね。(スタッドレス・タイヤは予算化されてなかったの?)
この<中小企業向けITキャラバン>で、どんな講習が受けられるのか、残念ながら私は受講できなかったのでその内容を知りません。 (今回、大井沢に来てくれたミクロバスでの受講資格は「国籍がリリパットの人に限る。」と言うものでした。 「・・・に限る。」だなんて、孫さんとこの<予想外割引>みたいですね。)
とは言うものの市場開拓と言うか、市場を作って行くための継続的な努力って絶対必要ですよね。
手法は色々有るんでしょうけど、やはり最も重要なのはターゲットの顔をしっかりと見ることなんだろうなあ、と思います。
インターネットが急速に普及し、ITバブルと言われるような風潮が出た途端に、手間暇をかけた地道なマーケティング活動や営業努力を馬鹿にするような雰囲気が蔓延しているけど、それは売る側の手抜きに過ぎなくて、買う側の人たちの心理状態は30年前、40年前とあまり変わっていないということを忘れているんじゃないですか。
よく、「誰でも・・・」とか「皆・・・」とか「どこでも・・」などと言いますが、誰でもがコンピュータを使える訳でもないし、皆がコンピュータの威力を理解している訳でもないし、どこでもインターネットにアクセスしている訳じゃないってことをすっかり忘れて議論している場合が多すぎると思いません?
先日の村の寄り合いでも、「今時、パソコンとインターネットくらいは使えねば・・・。」と言う人が居ましたが、なぜ「使えねば」ならないのかという必然がありません。 そんなことを言っている人は漠然とした強迫観念を持っているだけで、Excelの威力はもちろん、OutlookもInternetも全く知らないんです。
日本の中小企業にとってのITなんて、ワープロ専用機よりも使い物にならないものに違いありません。 電卓で計算してワープロで清書すれば見積もりなんて出来ちゃうんですから。
てな訳で、別にマイクロソフトじゃなくても<ITキャラバン>的な地道な普及活動は企業責任としても必要なんでしょうね。 特にマイクロソフトのような立場の企業には、この種の活動をする社会的義務があります。
世の中がどう変わろうと、7Xのティペットがザイルの代わりにはならない事ぐらいは誰でも知っているはずなのに、なんでそっちに行っちゃうんでしょう?
それと、もうひとつ、魚が居なかったら魚を集めてから投網を打つべきです。
(関係ないけど、<近未来通信>なるところが山形の地方局で投資勧誘のコマーシャルを流していました。)