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2006/11/26: "分からない藤沢周平ブーム"
山形に住んでいるせいなのかどうか分からないのだけれど、最近やたらと藤沢周平が話題になっているような気がして鬱陶しいほどです。
新聞を見ても藤沢周平、テレビを見ても藤沢周平・・・どうしちゃったんだろう? <たそがれ清兵衛>や<蝉しぐれ>が映画化されたからなんだろうか?
これは山形だけの現象なのか、それとも全国的なブームなのか、それも山奥に住んでいると分かりません。
私が藤沢周平と言う作家を知ったのは、丸谷才一が雑誌の対談で<用心棒日月抄>を面白がっていたのが最初だったと思います。 その後も、批評集<同時代の作家たち>の中でわざわざ藤沢周平について触れているんだけど、ほんの10行程度なんですね。
<蝉しぐれ>も<三屋清左衛門残日録>も面白いんだけど、やはり藤沢周平は<用心棒日月抄>だと思うなあ。
それにしても、この突然のブーム(山形限定なのかも知れないけど)は何が原因なんだろう?
今頃になって、急に藤沢周平が読まれだした理由が分かりません。 元々とても分かりやすくて面白い作家だったのに・・・。