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2007/02/01: "らしい雪・・・ところで、ビーフソーセージは?"
昨夕、向い山の稜線上にかかる月。
雪らしい雪も降らないまま春になってしまうのではないか、などと思っていたら今朝起きてみれば昨夜からの雪が30cm以上も積もっていて午後になってもまだ降り止みません。
明日も一日中雪の予報で、どうやら<豪雪の大井沢>らしい雪になりそうです。
そんな訳で、昼過ぎのNHK BS1を見ていたらヒロコ・グレースのニューヨーク・レポートをやっていて、これは結構面白い番組なんですが今日のテーマはホットドッグでした。
ホットドッグ評論家なる太った男性が出てきて、ニューヨークのホットドッグ屋を紹介したり、ホットドッグに関する薀蓄を語ったりして、実に興味深く美味しそうで昼食にカレーライスを食べたばっかりだというのに、麻布一の橋のNissinのビーフソーセージは帰ってきたんだろうかととても気になり出しました。
私はホットドッグがかなり好きで、ハンバーガーよりもはるかに好きで、昔、材木町の裏通りにあったシカゴドッグまでよく買いに行ったものです。 そのシカゴドッグもいつの間にか店が無くなっていて、仕方が無いのでNissinで売っていた米国産のビーフソーセージを買ってきてはパンに挟んで食っていました。 山形に来てからも娘に頼んで送って貰ったり、東京に行った折には大量に買ってきて冷凍庫に貯め込んで置いたりしたものですが、例の米国産牛肉のBSE騒ぎでビーフソーセージまでもが店頭から姿を消してしまっていました。
私にとってのソーセージ初体験は魚肉ソーセージでもなければ真っ赤に着色されたウィンナソーセージでもなくて、缶詰のホットドッグ用ビーフソーセージなんです。 今になって思えばあの缶詰は米軍のレーションだったに違いなくて、独特のスモーキーな香りがして、その香りだけでも幸せで、缶詰なのでcrispyとは行かないのですが、それでもそれはそれは実に美味しく、子供心にも世の中にこれ以上美味しい食べ物はないと信じていたくらいです。 かなり大きくなるまでポークソーセージは本当のソーセージの味がしないと思っていました。
いまだにビーフソーセージにこだわり続け、ビーフソーセージの焼ける香りで夢見心地になってしまうのは、多分、子供の頃の味と香りの記憶があまりにも鮮明だからに違いありません。
ところで、Nissinで売っていたあの米国産冷凍ビーフソーセージは復活したんだろうか? 吉野家に牛丼が戻ったとの話も聞くし、もしかしたら・・・と期待に胸が膨らんでいるのですがね。