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2007/03/09: "可愛いふりして・・・"
薪を取りに行ったら「ウ〜ッ」と唸るヤツが居て、薪の隙間からつぶらな黒い瞳で私を見ています。 例のテンです。 どうやら私をあまり怖がっていないようで、唸り声も威嚇と言うよりは挨拶といった感じです。
カメラを取って戻ったら、薪の上の方でカサコソと音がします。 口笛で呼んだのですが反応無しです。 脚立に乗ってカメラを向けたら薪の山の一番奥に潜り込んでしまいました。
レッサーパンダ風の可愛さなんですが、見た目よりも性格も行儀も悪いらしく車庫の中に小さなウンチをします。 人に慣れやすく、餌付けも出来ると聞きましたが飼うのは止めました。 躾が難しそうです。
昔・・・と言っても30〜40年前のことでしょうが・・・テンの毛皮は4〜5万円もして、とても高価なものだったそうです。
そう言えば、私が子供の頃にはキツネやテン、中にはタヌキの毛皮まで襟巻きにしている女性が沢山いました。 動物の顔がそのまま残っていて、目はガラス玉、口が襟巻きの留め金になっていました。 タヌキのような顔の女性がタヌキ襟巻きをしているのはかなり滑稽な風景ではありましたね。 タヌキの顔が上下2連なんですから。
今は動物の毛皮をコートや襟巻きにしたり、居間の敷物や壁飾りにしたりする人も居なくなって、白熊の毛皮を売って生活の足しにしていたカナダエスキモーの皆さんが困っているなどという話も聞きます。
昨年、大井沢の直売所に出ていたツキノワグマの毛皮も買い手が付かなかったと聞いています。
私の毛鉤用素材の中にはずいぶん多種多様な動物の毛皮が混じっていて、中にはワシントン条約違反じゃないかと思われるようなものまであります。
フライフィッシングもかなり残酷な遊びではあります。