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2007/11/12: "ロシアのパン"
田中さんの奥さんは東大でMicrochemicalを研究している才媛なんだけど、パリコレのモデルのようなスタイルでしかも目の覚めるようなすこぶる付きのRussian Beautyです。 天は二物も三物も与えるんですねえ・・・。 (「こんな人が、何で田中君なんだ?」と思わず口走ってしまいそうになります。)
で、ご夫妻で我が家を訪問してくれた折に食べ物の話になり、ロシアの黒パンの話になり、黒パン好きの私としては何が何でも食べてみたいものだと心ひそかに願っていたのですが、その田中夫妻から純ロシア産の黒パンが届きました。 日本では手に入らないものだそうです。
袋を開けると軽い酸味と独特の甘い香りが漂います。 この香りは何だろう? キャラウェイでもないし、コリアンダー?
薄く切って口に含むと、素材そのものが持つ甘さ、旨さが口に広がります。
これは美味しいパンです。 癖のあるチーズとも合うでしょうし、オイルサーディンや茸のマリネなどと一緒にしても良さそうです。
こんなものを口にしていると、大井沢の方が東京に居るときよりもずっと豊かな食生活をしているような気がしてきます。
実際には東京に居たときの方がはるかに多様で贅沢な食事をしていたのでしょうが、東京の豊富で多彩な食材や料理に溺れてしまっていて、返って豊かさを忘れていたんだと思います。 あるいは味覚が麻痺していたのかも知れません。
田中さんにすごく感謝。
・・・と、まあ、大井沢に居て食材以外にもこれほどまでにボーダーレス、インターナショナル、何でも選べるような生活をしていながら、なんでチャイナフリーの生活は出来ないんだろう?・・・などと思ったりもする訳です。