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2005/06/05: "タモギタケ"
カゴいっぱいのタモギタケをいただきました。 柑橘系のような甘い香りのきれいな茸です。
大井沢では山菜に重なるように茸の季節が始まりました。 椎茸、ブナヒラタケ、そしてタモギタケです。 8月になればトンビ舞茸が楽しみです。 今年は特にスギヒラタケが楽しみです。 誰も採らないんでしょうね。
大井沢に来て、ずいぶん沢山の茸を知りました。 東京で売られている茸の、種類の少なさに改めて驚きます。 要は大量消費に応えられるだけの生産量があるかどうかなんでしょうけど、もっともっと多彩な種類の茸を揃えて、それを店の売り物にするようなスーパーや生鮮食品店があってもいいような気がします。
もやしの様なエノキダケ、ウサギの糞のようなナメコ、シメジじゃないシメジ、香りも歯ごたえも無い舞茸、ぶよぶよと気味が悪いだけの椎茸、そしてマッシュルーム・・・だけじゃ、あまりなんでも<豊かな食生活>からは程遠い感じです。 貧しすぎます。 マッシュルームだって、アメリカやヨーロッパで見かけるものはもっと硬くてしっかりとしていて、しかも大振りだったように思います。 日本の食文化では我々が思い込んでいるよりも茸の位置づけは低いのかもしれません。
(あ、松茸を忘れてました。 でも、あれはどうせ私の食い物ではないし。)