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2006/03/31: "吹雪の難所をノーマルタイヤで"
吹雪の中を町から戻ってきたら、大井沢に入る手前の国道で通行止めになっています。
理由を尋ねたら、「月山道をノーマルタイヤで登った車が動けなくなっていて、この先で大渋滞なんです。」とのこと。
帰ってみれば庭先は40cmを超える積雪で、4WDの車でもスタック寸前でした。
それにしても、この雪の中をノーマルタイヤで来るとは・・・。 ここまで来るのも大変だったでしょうに、どうして途中であきらめなかったんでしょう? チェインの用意もしていなかったんでしょうか?
山形県の内陸部から日本海側の鶴岡、酒田方面に抜ける国道112号線は幹線道路なんですが、途中には標高600m前後の峠を越える難所があります。 月山道と呼ばれるこの区間は勾配が急なだけではなく、急カーブも多いために高速自動車道を建設できずにいるところです。 しかも、豪雪地帯のど真ん中を通っていて、冬は地元の運転手でさえも最新の注意が必要な道路です。
そんな道路にノーマルタイヤで乗り込んでくるとは、無謀というか非常識と言うか、とにかくはた迷惑な話です。
雪の少ない太平洋側に住む人たちには、雪の積もった道路がいかに厄介で始末に終えないものかということが理解できないようです。
東京はもう桜の季節だそうですが、大井沢は今日で三日連続の吹雪。 積雪は2.5mもあります。 4月中旬まではいつ雪が降っても不思議ではありません。