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2006/09/15: "100g450円の餌を与えることと動物好きとの違い"
NHKのニュースでペットの夏バテ回復あの手この手的な特集を放送していました。
飼ってる犬や猫が夏バテしたからって、涼しくなれば食欲も元気も自然に戻ると思うんだけど、人によっては無理にでもペットの夏バテを早期回復させないと気が済まないらしい。
と言う訳で、そんな飼い主の心理につけ込んだビジネスが大繁盛だと言うんです。
犬専門のお惣菜屋があったり、犬専門のマッサージパーラーが出来たり、オーダーメードのドッグフードだって有るんだそうです。
それはそれで否定したり非難したりする筋合いのものでも無いんでしょうが、犬にマッサージをしてきれいに盛り付けられた100g450円の惣菜を食わせて、主食はオーダーメードのドッグフードだなんて、この飼い主たちは犬が好きなんだろうか?という疑問が湧いてきたりします。
多分、この人たちが感心を持ち、可愛いと思っているのは自分が飼っているペットだけで、別に犬や猫が好きなわけじゃないようにも思えます。 しかも、臆面も無くテレビのインタビューに応じていて、いかにも得意気なんです。
自分のペットに金をかけること、それだけの金を持っていることにこそ意味があって、本当は犬や猫のことなんて少しも考えてないんじゃないかとさえ思えたりもします。
私が子供の頃に飼っていた雑種の犬は、味噌汁をかけた残り飯にサンマの骨でも乗せてあげると大喜びで、とても幸せそうで、それを見て私もとても幸せだったんですけどね。 その犬を親に隠れて自分の布団に入れていたんですが、布団も私も蚤だらけになってしまって母親からこっぴどく叱られたことがあります。