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2006/12/17: "恥知らず・・・藤沢周平記念館"

DSC08041 (75k image)
この広告に関わった連中はコピーライター、クライアントの担当者、広告会社の営業などを含めて全員が恥知らずという言葉の意味も理解できないほどの恥知らずで稚拙な連中だと思うけど、山形県の鶴岡市が計画している「藤沢周平記念館」なるものも何だか恥知らずな雰囲気が濃厚で嫌な感じです。

今までは見向きもしなかった地元出身の直木賞作家が、山田洋二の映画で有名になった途端に10億円の「記念館」なんだそうです。
ま、地域振興、観光の目玉として地元出身の有名人を利用するのは日本全国どこでも行われていることだし、別に目くじらを立てるほどのことでもないんだけど、10億円の記念館の維持/管理は誰が誰の金を使ってやるのか興味のあるところです。 藤沢周平がいくら高名な文豪だろうが、ブームなんて所詮は水物、3年も続けば御の字で、後は読まれなくなり、忘れられ、記念館には観光バスも寄らなくなり、入館料は目論見を大幅に下回り、結局は市の予算からの持ち出しになり、しまいにはお荷物扱いをする羽目になって結局は藤沢周平を侮辱する結果に終わりそうな気がしてなりません。
10億円も有るんだったら、それを基金にして「藤沢周平文学賞」でも作り審査委員長を丸谷才一氏にでもお願いしてみるなんてのはどうなんだろう。
でも、文学賞じゃ農協や老人クラブの団体旅行は呼べないか・・・。 「藤沢まんじゅう」や「周平せんべい」とか「海坂焼き」や「清兵衛手ぬぐい」、「蝉しぐれ暖簾」なんてのも売るんだろうなあ。 Tシャツはどうするんだろう?