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2002/10/13: "栗拾い"
あの栗の量を見て絶望感に教われない人が居るとすれば、それはよほどのマゾヒストかよほどの欲張りです。
本当に驚きました。 栗拾い言うものは、落ち葉の上に落ちた栗の実を丁寧に捜しながら一つ一つ拾ってゆくものだと思っていましたが黒淵部落の共有林での栗拾いは想像を絶するものでした。
どこから拾い始めていいのか、栗林の入り口に立った途端に絶望的な気持ちになってしまいます。
昨日、私の妻がキミヨさんと二人で栗拾いにでかけて30kgもの栗を拾ってきました。
今日は、朝10時から私と娘が駆り出されて3人での栗拾いにでかけました。 朝日山の家のそばを通ると、退屈で時間を持て余していた名犬「ギン」が私たちを見かけて一緒に来てしまいました。
山道を登ること約30分。 突然、目的の栗林に出ます。 栗の木は数十年から百年を超えるような巨木ばかりが百本なのか二百本なのかわからないほど茂っています。 一面に栗の実です。 栗の実を踏まずに栗を拾うことができません。 まるで悪夢です。
ギンがグフグフと鼻を鳴らしてかぎまわり、(彼の基準で)うまそうな栗の実を見つけてはガリガリとかじっています。 昼食の弁当に持参したオニギリをねだり、オヤツのアンパンを催促し、ミネラルウオーターをがぶ飲みして、彼はとても上機嫌だったのですが、さすがに帰りはへばっていました。 もう17歳か18歳の老犬ですから。
3時間ほどかけて拾った栗は、帰ってきて秤にかけたら50kgほどになっていました。 それでも、あの栗林に落ちていた栗は少しも減ったようには見えません。
拾った栗の保存方法はいくつかあるようなので、部落の皆さんに教えてもらって冬ごもりに備えます。
見事な栗林を維持し続けてきた黒斑の皆さんにただただ感服、感謝です。
栗林の中にはいろいろなキノコが生えていましたが、食べられのかどうかの判断が全くできませんでした。
と言うわけで、今夜の味噌汁は具は朝日山の家の暖房用の薪に生えていた「ヤマブシタケ」でした。