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2005/03/10: "大井沢はIT石器時代"

私が敬愛して止まない元上司から、「船端を・・・」ではなくて「船底をがりがり齧る春の鮫」である、というコメントをいただきました。 しかも、この名句は巨泉ではなくて柳昇の有名な落語の中に出てくるものであることも教えていただきました。 汗顔の至り、冷汗三斗・・・後は何か無かったっけ?と恥じ入る様の形容詞を色々と思い浮かべようとしたのですが、元々が厚顔無恥にして無知蒙昧の輩なものですから、何も浮かんできません。

それはそれとして、先日、某氏が「ナニ? 大井沢はいまだにISDNだって? ンなものは石器時代の話だア。」とおっしゃいます。
えっ、そうだったんですか・・・。

まさに井の中の蛙大海を知らず、田んぼのドジョウ柳川を知らず、大井沢の熊知床を知らず、寒河江川のニジマス芦ノ湖を知らずってなもんです。 目からウロコとはこのことです。
まさか、我がのどかにして優雅なITライフ(この言葉は昨日覚えました。)が何とstone-age lifeだったとは・・・。
でも、無理に逆らうつもりは無いのですが、町営バスの利用者でさえも日に数人と言うようなところにリニアモーターの新幹線を通しても少しそぐわないような感じもします。
多分、大井沢でのパソコンの普及率は大都会並みなんでしょうが、インターネットへのアクセス頻度をとれば限り無くゼロに近いような雰囲気です。 仮にアクセスしたにしても、大井沢で暮らす大多数の人たちはせいぜい月に一度か二度あるいは数ヶ月に一度という程度でしょう。
パソコンのホコリを吹き飛ばして電源を入れ、3年前に買ったときのまま一度もアップデートしていないセキュリテイソフトの立ち上げ画面を満足げに眺め、さてIEをクリックして、ぬるくなったお茶でもすすりながらお気に入りのホームページがじんわり、ゆっくりと画面に登場してくるのを待つ・・・なんて、すごく風情があっていいじゃないですか。
通信速度が多少速くなったからといって町までの通勤時間が短縮する訳でもなし、ましてや熊やウサギが沢山獲れる訳でもなく、雪解け時期が早まったり、ワラビやゼンマイの収穫量が倍増したり、舞茸が背負いきれないほど採れるようになる訳でもないと思うんです。
こんな小さな村ですし、光ファイバーなんて通されてもあまりにも高速過ぎてアクセスする前に通り過ぎちゃうかも知れません。 それに、インターネットをやりながらお茶が冷めるのを待ってる時間もないでしょうし、ましてやゆっくりとすすっているヒマも無くなるにちがいありません。
昔、年老いた叔母が「新幹線なんて大っ嫌いだ。 駅弁を食ってるヒマも無い。」と怒ってました。 叔母の怒りは当然です。 「スローライフ」などとオシャレなライフスタイルを標榜するつもりは毛頭ありませんが、多少の不便さは有った方がいいと思います。
通信速度云々よりも、入力速度をもう少し速めてみるとか、メールの読み書きくらいはしてみるとか、Excelを表計算として使ってみるとか・・・そっちの方が快適なITライフにはずっと意味があるような気もしないではありません。
ここではフェラーリやポルシェよりも、軽トラックの方がずっと役に立ちます。
そんな訳で、スモークサーモンの温度加減を見ながら、のんびりと・・・。