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2005/03/11: "あっ、パンだ!"
娘がまだ小さかった頃、私にナゾナゾを出しました。
「パンダさんが、森の中でパンを見つけました。 さて、なんて言ったでしょう?」
すぐに当てちゃったものですから、泣かれてしまいました。
西川町立病院の売店で見つけたパンです。 瞬間、「えっ、パンなの?」と思ったのですが、パンと書いてあります。
朝食抜きだったので、ちょっと心が動いたのですが、どうも私の中にあるパンのイメージではないし、「どれでも1ケ100円」じゃ六本木ポンパドールよりも、フォションよりも高いような気がして手が出ませんでした。
しかし、大井沢だし、手作りだし、希少性で言えば100円でも安いのかも知れませんし、これはいわゆるパンではなくてケーキの仲間なのかもしれません。 そのうち機会があれば、清水の舞台から飛び降りるつもりで試してみようと思っています。
山形のスーパーでも、店内で焼いたパンを売っている店がいくつもあります。 どのパンもふわふわとして頼りなく、はかなげなのが特徴で、食事としてのパンではないような印象を受けます。 ご飯で言えばお粥のような感じです。 食文化や嗜好の地域差によるのでしょうが、「皮まで柔らかい」という売り文句のバタール様のものなどはフランスパンの形をした菓子パンのようにも見えました。 あるいはフランスパンの革命とでも捉えるべきなのかも知れません。
そんなパンばかりを目にしている(買って食べたことはありません。)せいか、広尾のフロンドリーブや昔のジャーマンベーカリーのずっしり、しっかりしたパンが無性に恋しくなる時があります。