[前の記事: "朝6時 気温15℃"] [新着記事一覧に戻る] [次の記事: "百合の香り"]
2005/07/31: "癒し、和み、楽しみ"
今朝の孤独的食卓。 ライブレッド、ダナブルー、アンチョビー("MARNI"というこのイタリアブランドはお勧め)、コーヒー。
朝6時に取った庭先の胡瓜。 少し育ち過ぎですが、糠漬けに。 大井沢には糠漬けの習慣が無いとか。
妻に尻を叩かれ、自分で買ってきて自分で取り付けたBSアンテナ。 こんなことを自分でするなんて、東京に居るときは考えもしなかったなあ。
帽子の中でふてくされている先日のイワツバメの雛。 で、これらの写真とはあまり関係ないのですが・・・。
最近、ある記事を読んでいたら<癒し>と<和み(なごみ)>がひとつの文章の中で区別されずに使われていました。
<癒し系>とか<なごみ系>などはここ数年の間に急に目立ち始めた言葉ですが、意味合いを区別しないで使われるようになっているのでしょうか。
<癒す>は肉体的、精神的な病気や傷、痛みなどを癒すことだし、<なごむ>は和やかになることであって病気や痛みが消えることとは明らかに違います。
しかし、<癒し系>と使われる場合には<なごみ系>と同じ意味合い、ニュアンスになってしまうんでしょうね。
で、<楽しみ系>って言う表現は無いんですかね。
昨日の夕方、日テレ系の番組を見ていたら、いかにも秋葉原オタク系の小太りのお兄さんたちや白いエプロンをして短めのスカートを履いたウエイトレスが登場していました。 <メイドカフェ>だか<メイド喫茶>だか、なんだかそんなもの系の話題だったようです。
で、そのエプロン+短めスカートってのはメイドさんの制服のつもりなんだそうで、それがいわゆる<癒し系>でもあるんだそうで、さらには私の大嫌いな燃焼系へと繋がっているようなんです。 喫茶店のウェイトレスが、<名探偵ポワロ>に登場する女中のような格好をしているだけで、どうして癒されて燃えちゃうんだろう? それに、テレビで見るあの小太り兄さんたちとメイド(?)姿の女の子たちの馬鹿らしさは何なんだろう? 滑稽で面白いことは面白いですけど。
昔から<ナントカ喫茶>なんてのは雨後の竹の子の様に次から次へと新手が現われては消えて行ったものですが、そのどれもこれもが<楽しみ系>とか<猥褻系>ではあっても、<癒し系>などとは誰も思っていなかったはずです。 もちろん、癒されたり和んだりしている人たちも居たのでしょうが、<癒されている>などという受動的な感覚は無かったと思います。
癒し系にしてもメイド喫茶にしても、<引きこもり系>から出てきたカルチャーのように思えてなりません。 メイド喫茶でニヤついている方が本当の引きこもりよりはまだマシなんでしょうけどね。