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2005/07/07: "パソコン検定試験: Microsoft Office Specialist"
出張さんの<黒犬通信>に、Microsoft Officeのユーザー検定試験(Microsoft Office Specialist)が、<ケイコとマナブ>(リクルート)の人気資格ランキングで1位になったとあります。
ある業界で働いていたころ、<Lotus1−2−3 検定試験>とか<一太郎検定>、あるいは<MOT>などのビジネスソフト検定試験のすぐそばに居た事があります。 初期の頃にほんの少しですが、<Microsoft Office Specialist>にも関わりました。
ロータスはIBMに吸収されて残影も無く、<1−2−3>はいつの間にかソースネクストの安売り商品に落ちぶれ、<一太郎>も<ジャストシステム>も今や噂にも話題にもならず、<一太郎検定>も一太郎バンドルPCもどうやら絶滅してしまったかのようで、諸行無常の響きだけが大井沢の谷あいにも聞こえて来ます。
何が起きたんでしょう? ま、ロータスが消えたのは必然としても、ジャストシステムは何を失敗したんだろう? 技術や開発能力の問題だけでは無かったように思えます。
ジャストシステムに関して言えば、市場が見えなかった、パソコンが見えなかった、ユーザーが見えなかった、市場動向が見えなかった、技術動向が見えなかった、業界が見えなかった、そしてなによりも自分たちのことが見えなかったような気がします。
また日本のソフト業界の星として不死鳥のように復活し、燦然と輝きながら六本木ヒルズの上空を飛び回る姿を期待しています。
逆に、ロータスのジム・マンジには、自分の経営能力の限界や会社の売り時がよく見えたんでしょうね。
自信はいいけど、過信は良くないですね。 <クールビズ>って、本当は頭の中をクールにしてビジネスをするってことじゃないの?