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2007/12/14: "民のかまどは・・・燻製の香り"
家々のかまどから立ち上る煙を高い山の上から見て、「民のかまどは賑わいにけり・・・。」てなことを言った天皇が居るんだそうです。 民衆が平和に、豊かに暮らしていることを知って、その天皇は心優しくも大変お喜びになった・・・というとてももったいない話なんですが、かまどに架かっている鍋にはすき焼きもタラちりも、肉じゃがさえも無くて、土間では腹を空かせた子供がギャースカ言って泣いていたのかも知れませんね。
11月になると大井沢では、かまどではありませんが薪ストーブの煙突から上る煙があちこちで見られます。
薪に使われるのは主にブナやホウ、ミズナラなどの間伐材で、煙はとてもいい香りがします。 ここに越してきた最初の冬、どの家からも燻製のようなにおいがするので、大井沢は燻製作りの盛んな所だと勘違いしたことがあります。
今日は朝から雪が深々と降り続いています。 太郎も次郎もふて寝をしているに違い有りません。