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2007/12/18: "行ってみたい店・・・木下半助商店"
今朝のNHKテレビで、地方都市で繁盛している個性的な店の紹介をしていました。
そのひとつが埼玉県越谷市の木下半助商店です。
田舎町の金物屋さんです。 テレビで見ていてもわくわくしてしまう、まるでガラクタ市か民俗博物館のような実に見事な金物屋さんです。
創業以来ほぼ100年の間に揃えた品揃えが2万種。 たった一人で店を切り盛りしている74歳のお婆さんには、長さ50mの通路とその奥の倉庫に積み上げられた商品の山のどこに何があるのかが全て分かっているんだそうです。
この店主のお婆さんがまた穏やかで魅力的で、しかもビジネスマンの鑑のような方なんです。 自分で納得の行く品物だけを仕入れるが、決して頑固ではない。 そして客には常に複数の選択肢を提供する。 しかも徹底したクライアント志向。
越谷と言う地方の小都市にあって、金物だけの店頭売りで年商1千万円。 仕入れも在庫管理も販売も全て一人です。
もし、私が越谷を訪ねる機会があったら絶対に木下金物店には行くでしょうし、絶対に持ち帰れないほどの品物を買ってしまいますね。 米俵を引っ掛けて担ぎ上げるための「手かぎ」なんてのまで買ってしまいそうです。
あの店だけで越谷に行きたくなっています。