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2009/04/06: "カタクリ、ハラストアの終焉、紀ノ国屋のセロリ・・・"
今朝、雪の消えた崖を見上げると中ほどにちらほらと蕾を持ったカタクリが見えました。
どうやら明日には開きそうな風情です。
娘から、「いつの間にか麻布十番のハラストアが無くなって、その後に100円ショップが出来ていてびっくり。」とのメール。
最近は入るのが嫌になるほどさびれた店になっていましたが、昔は皇族や各国大使館の外交官、沢山の芸能人などで賑わっていたスーパーストアです。 まだ幼かった娘たちの楽しみは、母親に内緒で父親が買ってくれる店先のソフトクリームでした。
そう言えば、ハラストアの隣に有った(今でも有るのかな?)小さな金物屋でソフトバンクの孫さんとばったり顔を会わせ、「何で柳沼さんがこんなとこに居るの?」と不思議がられたことがあります。 ちょうど、孫さんが永坂に有った石橋家の広大な屋敷跡を購入し、豪邸を新築したばかりの頃です。 何で・・・と言われましても、私の方が孫さんよりもはるか以前からあの辺りに住んでいたんです!
ちなみに、彼の「日本のビル・ゲイツ」、「IT業界の巨星」はマイナス・ドライバーを買っていました。 それも100本とか1,000本とかじゃなくて、たった1本でしたね。
(私の母は、昔、六本木東日ビルの1階にあった「ジャーマンベーカリー」に1万円札を持ってパンを買いに行き、山ほどのパンを買ってきて姉と大喧嘩をしていました。 母の言い分は、「1万円札を出して、パン1個、なんて恥ずかしくて言えないっ!」でした。 私はお腹が痛くなるほど大笑いしたのですが、姉は1ヵ月くらいプリプリしていました。 孫さんのドライバー1本とは関係無いか・・・。)
妻が東京に行っていて、一人だけの夕食。
自分のために作る料理はただただ面倒なだけで嫌なんですが、頑張って厚切りの豚の肩ロース肉に塩、胡椒、それにたっぷりのL'herbes de provinceを振り、厚手のフライパンでじっくり、こんがりと焼きます。
思いつき料理でしたが想定をはるかに超える美味しさに我ながら感心してしまいました。
私の椅子の横では飼い犬が行儀良く座ってよだれを垂らしながら見上げていましたが、もちろんあげません。
今朝は妻が持ち帰っくれた青山紀ノ国屋のセロリ、広尾フロインドリーブのパンパーニッケル(バターとアンチョビーで)、16ヵ月熟成チェダーチーズ。
新鮮で軟らかなセロリの甘さ、歯ざわり、香り、みずみずしさに感涙。 やっぱし東京は美味しい。
この季節、大井沢に住んでいると新鮮な緑の野菜にひどく飢えます。
昨日の昼食は福島県郡山市にある「メヒコ」で、カニピラフ、ウニピラフ、カニのクリームコロッケ、シーフードグラタン、等々。
どれもこれもとても美味しかったのですが、特にカニピラフとクリームコロッケの味は特筆ものでしたね。
家族4人でそれぞれを一皿ずつ取り、シェアしあいながら食べたのですが全てがヴォリュームたっぷりでとうとうウニピラフはdoggy bagに入れてもらい、家に帰ってから犬にはあげずに妻が一人で食べていました。