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2006/04/09: "ツバメが来ました。"
今年最初のツバメを見ました。 イワツバメと普通のツバメが1羽ずつ、川の流れの上を飛び回っていました。 カメラを持って外に出たのですが、速すぎてファインダーに入れることが出来ませんでした。 数羽のスズメがナナカマドの枝から私の様子をうかがっていたので・・・。
私が育った福島県の郡山地方ではスズメはごくありふれた小鳥で、しかも1年中、数十羽から百羽前後の大きな群れを作って家の周りや蔵の屋根、竹やぶ、田んぼなどを飛び回っていました。 これの姿焼き(羽をむしって、内臓を取り除き、姿のまま竹串に刺したもの)は大変なご馳走で、炭火でこんがりと焼いたところに醤油を垂らすと何とも言えないいい香りがしたものです。 子供の頃はグロテスクとも気味が悪いとも思わずにかぶりついていましたが、今でもあの姿を抵抗無しに受け入れられるかどうかは自信がありません。 ニワトリや七面鳥の丸焼きは平気なんですけどね。
大井沢ではあまりスズメの姿を見ません。 居ることは居るのですが、せいぜい数羽から十数羽の群れを作っているだけで、大きな群れにはなりません。 大群になって暮らすには気候や餌の条件が厳しすぎるのではないかと思います。
東京では大群を作って飛び回っているヒヨドリも、ここではあまり数が多くありませんし、群れにもなりません。 オナガドリも東京では大きな群れを作っていましたが、ここでは全く見かけません。
この季節、大井沢でもっとも目立つ鳥はホオジロ、シジュウカラ、それにマヒワです。
そろそろ鳥たちの動きが活発になってきたのか、昨日はヤマセミのペア、カルガモのペア、オオタカ、カワラヒワ、アオサギ、アカゲラ、向い山の稜線上を飛ぶクマタカを見ました。
野鳥や野生動物を何とかして写真に撮りたいと思い、散歩に出るときにはいつもカメラ持参なんですが、狙って撮れるものでもないし、偶然に見つけても速い動きについて行けないし、それに相手が近寄ってきてくれない限りこちらから近寄るのはほぼ不可能だし、よほど光線の条件が良くなければ300mmのレンズを手ブレ無しで使うなんて至難の業だし・・・で、鮮明な野鳥の写真がなかなか撮れません。